2019年のF1開幕戦オーストラリアGPのフリー走行3回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが3セッション連続のトップタイムを記録した。
気温23度、路面温度44度のコンディションでスタートしたフリー走行3回目。シャシー交換を実施したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を皮切りに各車続々とコースインし、インスタレーションラップを行った。
■レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、FP3を前にシャシー交換
まずタイムを出したのはウイリアムズのジョージ・ラッセルとロバート・クビサ。走行を続けるウイリアムズの2台に続いてレッドブルのピエール・ガスリーもミディアムタイヤでタイムを計測し、1分26秒159を記録した。チームメイトのマックス・フェルスタッペンも同じくミディアムタイヤを使用し1分25秒106。レッドブルの2台はタイム計測後もミディアムタイヤで走行を続けた。
セッション開始から15分ほど経過すると、ルノーのダニエル・リカルドがソフトタイヤを投入し1分25秒216を記録し2番手に浮上。その5分後には、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトがソフトタイヤで初のタイム計測を行い、1分24秒860をマークしトップに躍り出た。
しかし、ここでようやくコースインしてきたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がソフトタイヤで1分23秒739というタイムを叩き出した。それを追うようにして、バルテリ・ボッタス(メルセデス)もソフトタイヤを使用し、1分23秒853で2番手となった。
残り時間が30分を切ろうとするタイミングで、ハミルトンもソフトタイヤでアタック。1分23秒699でベッテルの前に出た。ハミルトンとボッタスはアタック後も走行を続け更にタイムを更新。ハミルトンが1分23秒360、ボッタスが1分23秒684までタイムを更新し、メルセデス勢がワンツーの並びとなった。
セッション残り25分、ロバート・クビサがピットレーンに戻ってくる際に、バリアへマシンをぶつけてしまい、一部パーツが損傷してしまった。スペアパーツが限られているウイリアムズにとっては、こうした接触も大きな痛手となるだろう。
残り15分を切り、ベッテルが2セット目のソフトタイヤ投入。ハミルトンがフリー走行2回目に記録したタイムを上回る1分22秒556のタイムを記録し、トップを奪還した。
これを皮切りに、各車続々と2セット目のソフトタイヤを使用し予選に向けた最後のシミュレーションを敢行。シャルル・ルクレールも1分22秒749をマークし、チームメイトのベッテルに次ぐ2番手につけた。
だがその直後、ハミルトンが1分22秒292と初日の自己ベストを上回り、再びトップに戻った。
残り10分を切り、ここまでミディアムタイヤで走行を続けていたフェルスタッペンがついにソフトタイヤを履きコースイン。しかし1分23秒481と伸び悩んだ。そして、ガスリーもソフトタイヤでアタックを実施したが、1分23秒367で6番手止まりだった。
その後は上位陣にタイム更新は無くセッション終了。最終的に1分22秒292を記録したハミルトンが初日に引き続き首位を堅持。0.264秒差でベッテルが続き、ルクレールが3番手となった。
このセッション最大の驚きは、ハースのふたりだ。ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが3番手、4番手につけ、昨シーズン3強の一角であるレッドブルを上回った。
ホンダ製PUを搭載するレッドブルはガスリーが6番手、フェルスタッペンが9番手。レッドブルはFP3の大半をミディアムタイヤでの走行に費やしており、まだタイムには伸びしろがあるようにも考えられるセッションだったが、ハミルトンに1秒以上の差をつけられた。
また姉妹チームのトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが8番手、アレクサンダー・アルボンが15番手で終えた。
中団チームは各車のタイムが接近しており、予選は激しい戦いが予想される結果となった。
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