2019シーズンのインディカー開幕戦、セントピーターズバーグの決勝レースが行われ、チーム・ペンスキーが逆転で優勝を飾った。
レースの周回数は110周。燃料フル搭載で走れるのは30周まで、レース戦略は3ストップになると予想された。
■インディ開幕戦予選:パワー通算55回目のポール。佐藤琢磨はタイム抹消で20番手
レースがスタートすると、まずはポールポジションのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がポジションキープ。フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)はポジションをひとつあげ、2番手に浮上した。
これがデビュー戦のマーカス・エリクソン(シュミット・ピーターソン)は、7周目にピットイン。性能劣化が激しいレッドタイヤから、早々にブラックタイヤに履き替え最後尾に下がった。予選20番手の佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は、スタートで17番手まで浮上し、10周目に同じくブラックタイヤに交換した。
それに続くように各車が続々と早めのピットインをしていく。するとこのタイミングでセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)がマシン後部から出火。エスケープゾーンでマシンを止めたのをみて、トップを走行していたパワーはコーションを警戒したのか、14周目に慌ててピットに飛び込んだ。
代わってトップに立ったローゼンクヴィストがピットに入ったのは17周目。しかしコースに復帰したローゼンクヴィストの前を、パワーが悠々とキープした。同じくピットインした他の上位陣にも順位の変動はあまりなかった。
すると20周目にシーズン最初のコーションが出される。ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がマシン後部から白煙をあげ、ホームストレートでマシンを止めたのだ。実質6番手と好位置を走っていただけに、痛いエンジンブローとなった。
23周目にレースがリスタートすると、ローゼンクヴィストが1コーナーで渾身のブレーキング。スモークをあげながらパワーのインに飛び込むと、破綻を見せずにコーナーをまとめ、トップを奪取することに成功した。
しかし26周目に2回目のコーション。エド・ジョーンズ(エド・カーペンター)がコーナーイン側のウォールに接触し単独クラッシュ、これを避けきれなかったマテウス・レイスト(A.J.フォイト)もマシンにダメージを負いリタイアとなった。
35周目にレースが再開されるが、ローゼンクヴィストはパワーに隙を見せず。3番手ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)以下、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)も接近戦を演じるが、ここでも順位変動はなかった。
9番手までポジションを上げていた佐藤は、43周目にピットイン。これを皮切りに2度目のピット作業が始まっていく。
ローゼンクヴィストへのプレッシャーを強めていたパワーは51周目にピットイン。ロッシもそれに続いた。ローゼンクヴィストはそれに反応し52周目にピットに入ったが、わずかに停止位置がズレてしまいタイムロス。ピット出口でパワーとラインが交錯し、パワーに先行されてしまった。
ディクソンは55周目、ニューガーデンは56周目にピットへ。コーション中に燃料を継ぎ足していたマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)にパワーが引っかかった影響か、ニューガーデンがここでトップに躍り出ることになった。
レッドタイヤを装着し勝負に出たニューガーデンは、アンドレッティがピットインするまでに、パワーを交わしたディクソンに対し7秒ものリードを築くことに成功。その後もハイペースでディクソンを寄せ付けずに周回を重ねた。
77周目には、8番手を走行していた佐藤がピットイン。最後まで走りきれるかギリギリのタイミングでのピット作業……のはずだったが、ギヤトラブルが発生。その翌周に再びピットに入り、マシンを止めてしまった。
残りのレース距離をきっちりと走りきれる80周目にピットに向かったニューガーデンは、全車がピットを終えたところで8秒リードとひとり旅。少しずつリードを吐き出しながらも、慎重にトラフィックを処理していった。
しかしリードラップ最後尾のアンドレッティを抜きあぐねたニューガーデンに、ディクソンが一気に迫り、残り9周となった時点でその差は1.2秒まで縮まった。アンドレッティはディクソンにはすんなりと道を譲り、優勝争いはふたりの一騎打ちとなった。
しかしニューガーデンは最後の念押しとばかりにペースアップ。最後は2.9秒までリードを広げたニューガーデンがトップチェッカーを受け、開幕戦のウイナーとなった。
ポールシッターのパワーは3位でフィニッシュ。ルーキーのローゼンクヴィストは4位と、歴戦のベテランたちに次ぐポジションでデビュー戦を終えた。
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