フェラーリは、2019シーズンの開幕戦であるオーストラリアGPで、チームのタイトルスポンサーであるフィリップ・モリスが進めるプロジェクト『Mission Winnow』のロゴをマシンやレーシングスーツ、ガレージのパネルなどから取り除くことを決定した。
長らくフェラーリのタイトルスポンサーを務めてきたフィリップ・モリスだが、タバコ広告の禁止によりマシンにロゴなどが飾られることはなくなっていたが、昨年10月の日本GPの際に、タバコ製品とは無関係なプロジェクトとして『Mission Winnow』のロゴがフェラーリのマシンに掲げられることになった。
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しかし先月、オーストラリア当局がこの動きがタバコ広告を禁止する法律に違反しているかどうか、昨年末から調査を開始していたことが明らかになった。
一部には『Mission Winnow』のロゴが、2008年以前のフェラーリのマシンに掲げられていたマルボロのロゴと似ているのではないかという声もあったようだ。
フィリップ・モリスの担当者は「ロゴは広告ではないし、当社の製品を宣伝するものでもない」と、その合法性を確信していた。
しかしながらフェラーリは、3月15日から17日にかけて開催される開幕戦オーストラリアGPで、『Mission Winnow』のロゴを使用しないことを明かした。つまり、このロゴがマシン自体やチームのガレージパネル、ユニフォームなどから取り除かれることになる。
3月5日(火)に行われたジュネーブ・モーターショーで、フェラーリCEOのルイス・カミレリは次のように語った。
「(オーストラリアの)保健省との間で問題があり、フィリップ・モリスが解決策を見つける時間がなかった」
「『Mission Winnow』は製品ブランドではないし、タバコとは関係ない。なぜなら、それはタバコから電子製品への移行に関するものだからだ」
「何れにしてもオーストラリアでは、ファンはマシンを見て驚くことだろう」
先週発表された改訂版のF1エントリーリストでは、フェラーリのチーム名が当初の「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ」から変更され、単にスクーデリア・フェラーリに戻された。
また2019シーズンのフェラーリユニフォームには『Mission Winnow』のロゴがあしらわれているため、オーストラリアでは昨年のユニフォームを使うことをチームは計画しているようだ。
開幕戦の後は『Mission Winnow』のロゴが再び掲げられると予想されるが、チーム側は特にそれについては言及していない。
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