2014年にF1がV6パワーユニット(PU)時代に突入して以来、ルノー製PUはメルセデス、フェラーリPUの後塵を拝してきた。さらに昨年からは成長を続けるホンダPUにもプレッシャーをかけられるようになった。
しかしながらルノーは、新たなPUがこのオフシーズンの間に“とても大きく”前進したと宣言しており、それはバルセロナ合同テストでの走行で実証されたという。
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「全てにおいて我々は明らかに成長していて、それをコース上で確かめることができた」とルノーのテクニカルチーフ、レミ・タフィンは語った。
「ここ数年似たようなシーズンを過ごしているが、今年もまた同じ位置にはつけていると思う」
「我々が言えるのは、目標を達成したということだ。とても嬉しく思う」
ルノーのチーム代表、シリル・アビテブールはPU時代に突入して以来“最大の”成長を遂げたと述べている。
ただアビテブールのこの発言は、昨年の期待はずれに終わったPUを引き合いに出しての意図的なものだ。昨年のルノーは、ライバルたちに追いつくために必要な進歩を、ある程度過小評価していたのだ。
タフィンは“大きな進歩”を遂げたことを認めるとともに、それがルノーの開発においてとても重要なことであると考えている。
どれほど積極的な開発をしてきたかという問いに対してタフィンは「今年はいくつか高い目標を設定し、それを達成したんだ」と答えた。
「ただ、実際レースではどうなるか見届ける必要がある、というのはこれまでと同じだ。それは開幕戦のメルボルンまで待たなければならない」
そう語るルノーにも懸念点があったことも事実だ。それは最高速の低さだ。
ただ、ルノーはDRSのトラブルを抱えていて、ダニエル・リカルドがDRS使用中にリヤウイングのフラップが吹き飛ぶというアクシデントが発生した後からDRSの使用を控えており、大きな要因はそこだと思われる。
シャシー部門の責任者であるニック・チェスターはこう語る。
「確かにスピードトラップは遅かったが、DRSをあまり使わなかったのも事実だ。テスト後半はスピードトラップを上昇させていて、最終日のスピードはほとんど十分なものだと思っている」
「だからあまり心配していない。我々はDRSの問題点も分かっているし、自分たちのプログラムで何を得ているかも分かっている」
「我々はかなり安心している」
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