メルセデス加入3年目のシーズン開幕を迎えるバルテリ・ボッタスは、自身はまだF1で何も達成できていないと感じている。そのため2019年は全力をかけ、”自身にできる最高のパフォーマンス”を発揮したいと誓う。
ボッタスは、2013年にウイリアムズからF1デビュー。その初年度は、マシンが競争力を発揮しなかったこともあり、入賞1回に終わった。しかし、2014年にメルセデス製のパワーユニットを手にすると入賞の常連となり、2016年までに9回の表彰台を獲得。フェリペ・マッサという強力なチームメイトとコンビを組みながらも、頭角を現した。
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2016年末、同年のドライバーズタイトルを獲得したニコ・ロズベルグが衝撃的な引退を発表すると、メルセデスはボッタスに白羽の矢を立て、2017年からはルイス・ハミルトンのチームメイトとしてF1を戦ってきた。
2017年こそ3勝を挙げたボッタスだったが、タイトルを獲得したハミルトンには及ばず……翌2018年はハミルトンが2年連続のタイトルを手にしたにも関わらず、未勝利に終わってしまった。
ボッタスは今季結果を残すことができなければ、メルセデスのシートを失うのではないかとの見方が強い。なぜならメルセデスは、非常に評価の高いエステバン・オコンをリザーブドライバーとして抱えているからだ。
2019年、自身の才能を証明する必要があると感じているか……そう尋ねられたボッタスは、次のように語った。
「まず第一に、僕はまだF1で何も達成していないと思う。だから僕自身、まだ達成すべきことがたくさんあるんだ」
そうボッタスは言う。
「目標を達成したい。だから……そうだね。僕にはまだ、F1でやるべきことがたくさんある」
「僕以外に、それを証明すべき人は誰もいないように思う。チームは、僕ができることを正確に知っている。でもそれは僕次第だ。そして僕らはチームとして、常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、懸命に働くだけだ」
「そして僕は、自分ができることを正確に知っているつもりだ」
前述の通り、ボッタスは2018年を未勝利で終えた。シーズン序盤こそ好成績を残していたが、バクーでのチェッカー直前のパンクやソチでのチームオーダーなどにより、ことごとく勝機を逃してしまった。そしてシーズン後半は失速……ランキングは5位まで下がってしまった。
「期待を裏切るシーズンだったし、自分自身に対して腹を立てそうになった。F1にデビューして6年が経った。でも、まだ目標を達成していない」
そうボッタスは語った。
「僕には時間があるけど、キャリアは一度きりだということに気付き始めている。もっとうまくやれたなら……そんな風に自分自身に対して疑問を持ち始めるような状況には、もう陥りたくないんだ」
「目標を達成するために、今年は確実に全力を尽くしたい。それを達成するために必要なことなら、なんだってするつもりだ。精神面でも、それを受け入れる準備をした」
「それは、本当に細かいところにまで及んでいるんだ。そして、できる限り最高の自分になろうとしている。ある部分、例えばドライビングスタイルなどは、変えることはできない。でも、僕にできる最高のパフォーマンスを発揮できれば、その時に何ができるかということは分かっている」
「ルイスには、レースペースでも予選アタックでも、対峙することができた。それができるのは分かっているんだ。でも一貫してそれを達成し続けるのは、大変な仕事なんだ」
これまでボッタスのレース・エンジニアを務めてきたトニー・ロスは、フォーミュラEを担当することになった。そのため、ボッタスは新たなレースエンジニアやパフォーマンスエンジニアと共に2019年シーズンを迎える。ボッタスはこの新たな体制から、メリットを得られることを期待している。
「少し新鮮な気分でシーズンに向けたスタートを切ったような気がする」
そうボッタスは語る。
「それは良いことだと思う。変化は、良い兆候になることもある」
「昨年の末から、お互いのことを理解し始めようとしてきた。12月と1月に行われたミーティングはすべて、僕のパフォーマンスに関すること、レースの週末にもっと良い仕事ができるようにすること、僕の弱点、僕の強み……そういったことが主な項目だった。ふたりの新たなスタッフたちと仕事ができて、とても素敵な気分だ」
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