2019年最初のオフィシャルテスト(セパン公式テスト)で力強さを見せたヤマハ。続くカタールテストでも初日にマーベリック・ビニャーレスがトップタイムをマークしている。
そして、バレンティーノ・ロッシはビニャーレスから0.553秒差で5番手タイムとなった。ロッシは3月8日にスタートする開幕戦カタールGPに向けセットアップの改良に1日を費やしていたようだ。
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セパンテスト終了後に、ロッシはヤマハはもはや迷走しないだろうと明言していた。彼は磐田のバイクブランドが築いた勢いを無駄にしてはならないと語っている。
「昨シーズンと比べてより楽観的になれて、とても満足している」
40歳の誕生日を迎えたロッシはそう話す。
「僕らはよく取り組めていると思う。チームの雰囲気はいいし、過去2年に比べると、より集中していて、モチベーションもあるんだ」
「ただ、長い仕事になるだろう。ギャップを埋めるには3ヵ月だけでは足りない……僕らには時間がもう少し必要なんだ。だけど、印象としては悪くないし、去年よりも少し強くなれると思う」
ヤマハは今どの領域を改善することに注力しているのかと問うと、ロッシは「ヤマハは常にリヤグリップに苦しんでいる。例えば、このカタールでも非常に重要だ」と答えている。
「昨シーズンはタイヤのグリップレベルの低下にとても苦しんできた。特にラスト5周はね。それから僕らは、この領域で少し改善したように思える。ただシーズンの間も僕らはこうした改善を続ける必要があるんだ」
「過去数年、ヤマハは悪くないスタートを切っていた。だけどシーズンの途中で他メーカーは僕らを追い越していく。これがカギだ。僕らはシーズン中ずっと懸命に取り組んでいく必要がある」
実際、ビニャーレスはヤマハ移籍初年の2017年シーズンに、開幕戦カタールGPとアルゼンチンGPで2連勝を飾るなど鮮烈なスタートを切っている。しかし、シーズンの経過とともに急激にタイトル争いから脱落していった。
そして、テスト初日を終えたビニャーレスは「とてもハッピーだ」と述べている。また、昨シーズンの始まりと比較して“良い位置”にいると感じているようだ。
「ラップタイムは昨シーズンとかなり近いけれど、マシンに乗っていてより良く感じているんだ」
「もっとプッシュできるように感じられるし、僕のライディングスタイルで乗ることができる」
ビニャーレスは2019年仕様のマシンをそう評価する。
「とにかく、どうシーズンが始まって、どう終わるかはわからない。僕らは準備して強くなる必要がある。開幕戦が素晴らしいモノでは無かったとしても、(シーズンを通じて)大きく改善できるかどうかに集中する必要があるんだ」
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