2月22日、2016年から3年間に渡って“ベントレー・ボーイズ”の一員として活躍してきたビンセント・アブリルが、ベントレーワークスからの離脱を発表。翌23日にメルセデス陣営の強豪AKKA ASPチームへの加入が明らかにされた。
今回の移籍で元ベントレー・ボイーズとなったアブリルは2015年、マキシミリアン・バークとともにベントレー・チームHTPのベントレー・コンチネンタルGT3を駆り、同年のブランパンGTシリーズ・スプリントカップでシリーズチャンピオンを獲得した。
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翌2016年からはワークスドライバーとしてブランパンGT、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジなどのGT3カテゴリーで活躍。今月初旬にはオーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで行われたIGTC第1戦バサースト12時間にも新型ベントレー・コンチネンタルGT3で出場し、トップと同一周回の総合6位でベントレーでの最後のレースを終えている。
そんなアブリルの加入を発表したのはラファエル・マルチェッロ、ミハエル・メドウズ組が2018年ブランパンGTシリーズ・スプリントカップのドライバーズタイトルを獲得AKKA ASPチームだ。
同チームは今回、チャンピオンカーである88号車メルセデスAMG GT3に前年王者のマルチェッロとアブリルのコンビを起用し、ブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパとエンデュランスカップからなるシリーズ全戦に参戦することをアナウンス。あわせてエンデュランスカップではメドウズを第3ドライバーとすることを明らかにした。
なお、チームは2019年シーズンもシリーズに3~4台のメルセデスAMG GT3を走らせる予定であるとしており、88号車以外のラインアップについては今後アナウンスしていくという。
「チームにビンセント(・アブリル)を迎え入れることをうれしく思う」と語るのはAKKA ASPチームを率いるジェローム・ポリカンだ。
「私はビンセントがフランスGT選手権に出場していた頃からつねに活躍を注目してきた。そして、今後は彼のキャリアをさらに輝かせるために直接フォローすることができる。ビンセント、ようこそ!」
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