初日、2日目とフェラーリが圧倒的な速さを見せていたバルセロナテストだったが、3日目はそのタイムテーブルに少し変化が起こった。
午前にはアルファロメオのキミ・ライコネンが1分17秒762でトップタイムを記録。しかし、午後にはクビアトがそのタイムを0.058秒上回る1分17秒704を記録し、トップタイムを更新。結局クビアトがトップを譲らず、3日目の走行を終えた。
■”中団上位”争いを期待。ホンダPUで2年目、トロロッソの自信
周回数もクビアトが137周、ライコネンが138周を走破。共に充実した1日となった。
クビアト、ライコネンに続く3番手はルノーのダニエル・リカルド。タイムは1分18秒164で、80周を走っている。
初日、2日目とトップタイムをマークしていたフェラーリは、セバスチャン・ベッテルが1分18秒350で4番手。それでも134周と、順調にテストをこなしている様子が伺える。
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは109周を走破し5番手。午前中はスピンもあり、周回数をこなせていなかったレッドブルだったが、午後は挽回し周回を重ねた。
不気味なのは、この日も上位に顔を出さなかったメルセデス。バルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンが合計で182周もの距離を走り込んでいるだけに、そのパフォーマンスが気になるところだが、まだ実力の片鱗すらも見せていない印象。1回目のテストではタイムを意識した走行を全く行わない予定なのだろうか。
なお、この日からテストに参加したウイリアムズは、ジョージ・ラッセルがドライブし、参加13台中最下位の1分25秒625を記録。周回数もわずか23周に留まっている。
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