昨シーズン限りでレッドブルを離れ、今季からルノーのワークスチームに加入したダニエル・リカルドは、今季からホンダ製のパワーユニット(PU)を使うレッドブルに残留していたならば、失敗のリスクが大きかっただろうと考えている。
リカルドがルノー移籍を決断したことは、周囲に驚きを与えた。レッドブルは優勝も狙えるトップチームの一角、対するルノーは、ワークスチームでありながら、先頭集団へ分け入ることを目指している”発展途上”のチームであったからだ。さらにリカルドは昨年、ルノー製PUのトラブルに多く悩まされた。
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昨シーズン、コンストラクターズランキングで4位になったルノーは、ワークス参戦復帰以来、上昇し続けているのも確かに事実だ。しかしリカルドは、今季メルセデスやフェラーリ、そして彼が昨年まで所属していたレッドブルと、すぐに戦うことはできないだろうと考えつつも、移籍という決断を下したことについては後悔はないようだ。
「確かに、少し賭けだった部分もある。でもそれについてもっと考えれば、レッドブルと比較してそれほどギャンブルだとは思わない」
そうリカルドは語った。
「僕らは”勝つつもりだ”と言って、このチームに入っているわけじゃない。だから期待も、そしてハードルもそれほど高くはないんだ。でもレッドブルでは毎年、自分自身でハードルを上げていた。それは、これまでにも勝ってきたからだ。でも、勝てなければプレッシャーは毎年低減されていく。レッドブルに留まるというリスクは、ルノーに来て勝つことができないというリスクよりも大きいと思う」
「ふたつの選択肢には、どちらもある程度のリスクがあった。当然、リスクを負えば、その分見返りも大きいが、ここで成長することはもっと大きな意味がある可能性があった。ここでの見返りの方が、大きくなる可能性があったんだ」
ルノーとの契約を交わした後、2018年後半のリカルドは、信頼性の問題に悩まされ続けた。しかしリカルドは、レッドブルにはいくつかの問題の原因となるものがあり、さらにホンダ製PUのパフォーマンスはまだ”明確”ではないと感じていたことから、移籍するという決断について再考することはなかったと語る。
「トラブルの責任は、チームとルノーのそれぞれにあったと思う」
そうリカルドは語った。
「オースティンでのトラブルは、ルノーの問題だったと思う。でもその後のメキシコでは、レッドブルのミスだった」
「実際、僕は決断を考え直そうと思ったことはなかった。そしてまた、ホンダにも未知数の部分がたくさんあった」
「それは確かに難しい決断だった。チームにとっては、ホンダは新たな希望だ。しかしその一方で、多くの未知数の部分があった」
「パワーユニットの観点から言えば、ルノーはまだ、彼らが目指す所にたどり着いていない。でも2014年以来、彼らは(メルセデスやフェラーリに)追いつこうと本当に努力してきた。彼らは犯してきた全ての失敗から学んでいる。それを否定することはできない」
「確かに、彼らがまたミスを犯す可能性はある。しかし、彼らはそれについて憤っているように感じる。そしておそらく、ホンダの方がより苛立つようなことが多くあるように感じるんだ」
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