ナイジェル・マンセルが1992年にドライブし、ワールドチャンピオン獲得を大いに後押ししたウイリアムズFW14Bが、今年のグッドウッド・フェスティバルの際にオークションにかけられることになった。
このオークションは、世界最大のオークションハウスのひとつであるボナムズによって行われる予定。出品されるマシンは、マンセルが1992年に挙げた9勝のうち5勝を記録したときのシャシーであると見られる。
トラクションコントロールやアクティブサスペンションなど、様々なハイテクデバイスで武装して強さを誇ったウイリアムズFW14Bは、システムが複雑なため1992年以降走行することができなかった。しかし、2017年にウイリアムズ創立40周年を記念して復活。カルン・チャンドックがステアリングを握り、シルバーストン・サーキットを走行した。
ボナムズのモータースポーツディレクターであるマーク・オズボーンは、motorsport.comに対して次のように語った。
「非常に素晴らしいことだ。このクルマは、1992年のチャンピオンシップ獲得において、他のマシンよりも大きく貢献した」
「このマシンは、エイドリアン・ニューウェイのデザインによる、素晴らしいものだ。そして、彼は当時と同じように、今でもF1に関わっている。そういう意味では、これまで市場に出回った中でも、最も重要なグランプリカーの1台だと言うべきだろう」
ここ数年、今回のようにF1史上で重要なマシンが、度々オークションに出品されることがある。
昨年には、アイルトン・セナがモナコGPで6度目の勝利を収めた際に走らせた1993年のマクラーレンMP4/8のシャシー番号6が出品され、さらにはセナがモナコ初挑戦の際に駆ったトールマンTG184も売りに出された。伝えられるところによれば、MP4/8は元F1のCEOであるバーニー・エクレストンが410万ユーロ(約5億1000万円)で落札したという。
また2017年の11月には、ミハエル・シューマッハーが走らせたフェラーリF2001がニューヨークのサザビーズに出品され、570万ポンド(約8億1000万円)で落札された。この金額は、F1マシンの最高落札額のレコードとなっている。
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