モンスターエナジー・ヤマハは2月6日から始まるセパン・サーキットでのプレシーズンテストに先立ち、インドネシア・ジャカルタでチーム体制発表会を行い、新たなカラーリングを纏ったYZR-M1を公開している。
2018年シーズンは優勝がオーストラリアGPでのマーベリック・ビニャーレスの1勝のみと厳しい結果となっていたが、彼らはそこから回復しているように見える。
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それは、昨シーズン終盤からバレンティーノ・ロッシとビニャーレスのリザルトが好転してきていることからも明らかだ。そして、ヤマハのマネージングディレクター、リン・ジャービスはホンダやドゥカティといった主要なライバルと再び戦うためにマシンの全面的な刷新は必要ないと感じている。
「正直に言って、今の所(マシン開発に)革命は必要ない」
「我々は力強い進化を必要としている。そして昨年の終わりには非常に近づいていた」
「あらゆる部分で完璧になる必要がある。もし、現時点で革命(的な改革)を持ち込めば、我々は土台を失うことになるだろう」
「(新型マシンについて)急進的なものは何もない。我々はバレンシアテストでは、エンジンの選定に時間の大部分を費やした。そして、セパンテストには微調整したものをひとつかふたつ持ち込む予定だ」
「革命が必要だとは思わないが、上手く行けば全てが良好に回るだろう」
「最新仕様のエンジンに加えて、セパンでテストする項目にはエレクトロニクスとシャシーが入っている」とジャービスは付け加えている。
「これは我々にとって極めて重要なテストだ。多くの人が私に『今シーズンはどうするんだ?』と聞いてきた。そして、私は『上手く行くと良いと思っているよ、どうなるかは分からないが』と答えてきた」
「ライバルたちがどのくらい良いかは分からない。恐らく我々のマシンは悪くないと言えるだろう。しかし、ライバルが大きな改善を遂げていた場合、我々には競争力が無いかもしれない」
タイトルスポンサーがモンスターエナジーに変更されたように、ヤマハは今シーズンに向けて新たにプロジェクトリーダーを津谷晃司から鷲見崇宏に変更している。また、ヨーロッパを拠点とするテストチームを組織し、ライダーに元テック3のジョナス・フォルガーを採用するなど、幾つかの組織変更も行っている。
2017年のオランダGP以来、優勝から遠ざかっているバレンティーノ・ロッシは昨シーズンを通じて、ヤマハに対し開発リソースを増やし、漸増的な改善ではなく大きな一歩を踏み出すよう要求していた。
ロッシに対して、ヤマハが2019年シーズンに向けて行った組織変更についてどう考えているか尋ねると、「非常に重要だ。過去2年でライバルたちは(MotoGPへの)取り組み方を大きく変えてきている」と答えた。
「特にドゥカティは大きく変化している。より多くの人員を異なる領域に配置し、F1のような組織にしようと試みている。だから僕らもそれを追う必要がある」
「ヤマハは何か変わったように見える。新しく日本人エンジニアだけでなくヨーロッパからもエンジニアが加入した」
「それはとても興味深いことだ。僕はヤマハが強くなれると考えている。どうなるか見てみよう」
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