ホンダは2015年にF1に復帰し、マクラーレンへのパワーユニット供給を開始した。2016年には前進を果たしたものの、2017年にはそのデザインコンセプトを一新。その結果、信頼性の欠如に悩まされることになった。
マクラーレンはその状況に業を煮やし、2017年限りでホンダとのパートナーシップを解消。ルノー製パワーユニットに換装した。一方でホンダは、新たにトロロッソとパートナーシップを結ぶこととなった。
■レッドブルも”パーティモード”発揮へ? ホンダPUへの期待を語る
トロロッソと組んだホンダは改善を見せた。そのパフォーマンスは、レッドブルがルノーからホンダにパワーユニットを変更することを決断させるのに十分だった。
ホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治は、2019年仕様のパワーユニットについて、コンセプトを前年から引き継ぐことを明かした。
「パワーユニットのデザインやコンセプトは、現在(2018年)のモノから引き継ぐことができます」
田辺テクニカルディレクターは、そうmotorsport.comに対して語った。
「限界がどこにあるのか、我々にはまだ分かっていません。なぜなら、まだ最高のレベルを達成したわけではないからです。しかし、我々は別のコンセプトで(F1への挑戦を)始め、そして2017年にそれを変更しました」
「我々は初期に色々なことを学び、その後で変更を加えました。2018年には、このコンセプトを引き続き使用し、信頼性とパフォーマンスを向上させました」
「現時点では、このコンセプトは間違っていないと思います。このコンセプトを引き継ぎ、改善していくつもりです」
最近の報道によれば、ホンダの2019年仕様のパワーユニットは、新たな振動の問題に直面しているという。しかし、ホンダは大きな後退をしているわけではなく、テストが始まる前にさらに前進することを目指しているものとみられる。
「デザインのコンセプトを大きく変えると、信頼性を確保するのは非常に難しくなります」
田辺テクニカルディレクターはそう語る。
「それは、デザインのレベルに依ります。しかし私は、現在のコンセプトを続けていくことに満足しています。我々は新しいチームと組み、新たなデザインのマシンに載せなければならないのですから」
「トロロッソとレッドブルは、密にコミュニケーションを取っています。トロロッソは我々のパワーユニットを知っていますから、そのことはレッドブルに取って後押しとなるでしょう」
「彼らは、シャシーの面から見た問題や懸念点を、コミュニケーションすることができます。そして、それを我々にフィードバックすることができます」
「もし我々が完全に新しかったり、大幅なアップデートをデザインに施した場合、今よりもはるかに多くの作業を必要とすることになります」
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