エステバン・オコンは、レーシングポイントF1のシートを失ってしまったものの、チームの進歩を確信しており、2019年にメルセデスやフェラーリ、レッドブルといったトップ3チームとの大きな差を縮めることができるだろうと話した。
フォースインディアはグリッドで最も資金の少ないチームのひとつながら、効率的に開発を進め、2016・2017年にコンストラクターズランキング4位を獲得した。
■新生レーシングポイントF1の新たな課題。失ってはならない”武器”とは何か?
2018年もフォースインディアは引き続き、中団チームトップを意味するコンストラクターズランキング4位を争うとみられていたが、チームはシーズン中盤に破産申請を行い、新たなオーナーの下でF1に再エントリーする形で後半戦を戦った。結果として前半戦のコンストラクターズポイントが無効となったため、コンストラクターズランキングは7位だった。
チームを買収した投資家コンソーシアムは、ローレンス・ストロールが率いていることから、彼の息子であるランス・ストロールがウイリアムズから移籍。チームのスポンサーと関係が深いセルジオ・ペレスがチームに残留したことで、オコンはシートを失うことになった。
現在はレーシングポイントF1チームへと名前を変えている”古巣”の展望について、オコンは「(トップ3チームとの)ギャップは埋めるのには大きいが、間違いなく彼らは前進するだろう」とmotorsport.comに語った。
「リソースは常に問題だった。2019年は新たなオーナーが就任し、この問題は少なくなるだろう。僕は彼らが強力なチームになると考えている」
”新旧”フォースインディアが2018シーズンで獲得したポイントを合計すると、111ポイントとなる。これはコンストラクターズランキング5位のハース(93ポイント)を上回るものの、187ポイントを稼いだ2017年と比べると物足りない数値だ。これは中団チーム間の争いが激化している中で、フォースインディアは資金の問題からアップグレードを遅らせざるを得なかったことが、大きな要因のひとつだと考えられる。
オコンはフォースインディアの2018年マシンについて、シーズン前のテストから『走行するのがとても難しいマシン』だったと振り返った。そのマシンを、シーズン後半までに中団トップクラスのマシンに仕上げた仕事に対する倫理観と開発力が、チームの武器になるとオコンは考えている。
「僕はこのチームのプロ意識と、結果に対する彼らのモチベーションに大きな感銘を受けている」
「おそらくそれが最大の武器だ。彼らはハングリーだし、それが違いを生む。彼らは時間を無駄にしないんだ」
「一例を挙げると、(メキシコGPの後)チームはメキシコを出国してイギリスに午前2時に到着したんだ。僕は翌朝8時についたんだけど、時差ボケが酷かった。でもシミュレーターの作業をやったんだ」
「僕も含めてみんながヘトヘトだったけど、すぐに働いていた。それが、リソースがなかった時でもコース上で競争力を持っていた理由だ」
「リソースがあれば、おそらく多くのことがもっと簡単になるだろう」
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