トロロッソのフランツ・トスト代表は、F1のレースをより面白いものにするために、ダウンフォースを”最低でも40~50%”減らすべきだと主張している。
2019年、F1マシンの空力に関するレギュレーションが一部変更される。フロントウイングが簡素化されるなどの変更によって乱気流の影響を受けづらくし、前を走るマシンに接近しやすくするためだ。
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2021年にはレギュレーションを刷新する予定のF1にとって、今回の変更はある意味暫定措置であり、2021年に向けた実験的な意味合いも持つだろう。
トストは、この機会を利用しダウンフォースに大きく依存しているマシンから脱却する必要があると、motorsport.comに語った。
「ダウンフォースが非常に大きいということは、コーナリングスピードが速いことを意味する。マシンの後部から乱気流が生み出されるせいで、後ろを走るマシンはついていけない。コーナリングスピードが速いので、ブレーキングゾーンではほとんどブレーキをかけずに済む」
「どうやってオーバーテイクをすればいいんだ?」
「だからFIAやFOM(F1の運営組織)、そしてFOMの中にいるロス・ブラウンやパット・シモンズといった経験豊富な人々は、何をすべきかしっかりと分かっているはずだ。ダウンフォースを減らすんだ」
「今のダウンフォースと比べて最低でも40~50%削減し、コーナーでマシンを不安定にする。そうすれば人々は、マシンと格闘するドライバーを見ることができる」
「逆にマシンはストレートで速くなるだろう。ブレーキングも増えるので、オーバーテイクのチャンスも増える。コーナーで前のマシンについていけるようになる」
「このレギュレーションを実現するのは簡単だろう。彼らがそれを望みさえすれば良い」
トストは速すぎるコーナリングスピードは、ファンの体験を向上させるという点で過剰であり、悪影響にしかならないと考えているが、コスト制限導入に関する議論と同じように、チーム側がダウンフォースの削減に反対することを恐れている。
トストに誰が彼の提案に反対するかと訊くと、彼は「チームだ! チームに聞いてはいけない」と答えた。
「(ルールを作る人たちは)レギュレーションを持ってきて『受け入れられなければ出ていけ』と迫る必要がある。だが彼らはチームに聞いてしまうんだ」
「彼らはテクニカル・ワーキング・グループに議題を持ってくる。誰がワーキンググループに出席しているか、それはエンジニアだ。エンジニアに聞いてはいけないんだ!」
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