今月行われるデイトナ24時間レースには、フェルナンド・アロンソと小林可夢偉がウェイン・テイラー・レーシングから、またマイク・コンウェイはアクション・エクスプレス・レーシングから、それぞれ参戦することになっている。しかし彼ら3人をWEC(世界耐久選手権)で起用するTOYOTA GAZOO Racingは、3月のセブリング12時間レースに、当該の3人が参戦できないことを認めた。
セブリング12時間レースは、3月16日(土)に決勝レースが行われ、フリー走行と予選は3月13日~15日の日程で行われることになっている。WECのセブリング1000マイルレースも同じコースだが、決勝レースは3月15日(金)に行われ、3月13日~14日にかけてフリー走行と予選が行われる。
オリビエ・プラとハリー・ティンクネルは、IMSAではマツダを走らせ、WECではフォードGTを走らせるというダブルエントリーをすることが期待されている。しかしトヨタは、アロンソ、小林、コンウェイは、IMSAのレースに挑むことを許さない方針を固めているようだ。
「我々のドライバーは全員、契約に従い、セブリングではWECのレースに専念するだろうことを確認することができる」
トヨタの広報担当者は、そうmotorsport.comに対して語った。
これにより、ウェイン・テイラー・レーシングとアクション・エクスプレス・レーシングは、セブリング12時間を戦う際のサードドライバーを探さねばならないことになる。
ウェイン・テイラー・レーシングは、デイトナでアロンソと小林を起用するため、インディカーのエースドライバーであるライアン・ハンター-レイとの契約を解除した。しかしチームとハンター-レイは依然良好な関係を続けており、しかもセブリング12時間が行われる週末には、インディカーのレースは予定されていない。
また、アクション・エクスプレス・レーシングのクリスチャン・フィッティパルディは、デイトナ24時間を最後に引退する予定だった。しかしコンウェイの後任を務めることで、引退を1戦延期することになるかもしれない。
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