レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、2007年から今シーズンまでチームにパワーユニット(PU)を供給してきたルノーへの批判を止めず、現場スタッフの努力をルノー上層部が台無しにしていると述べた。
ホーナーは度々、ルノーのサポート体制に疑問を呈してきた。さらにレッドブルがルノーと決別し、2019年からホンダと提携することがわかると、両者の関係はさらに緊迫したものとなっていった。
■パワー&信頼性の両面で、ホンダとの2019年に期待するレッドブル「あと50馬力あれば今季は違って見えた」
ホーナーはmotorsport.comに次のように話した。
「功績があれば、それは当然認める」
「メキシコでは、レースに勝つ能力があるエンジンが提供された。オーストリアや中国もそうだ」
「モナコではMGU-Kを失ったが、ラッキーだった。そしてその他のサーキットでは、苦しんでいた」
「ガレージにいたルノーのスタッフは、全面的に称賛する。毎週毎週、全力で取り組んでくれた」
「しかしPUの開発と信頼性に関して(ルノー)本社の取り組みが足りなかったことで、最終的に彼らの働きが台無しになっていた」
また新しいパーツが使えず、整備に支障をきたすことが度々あったことも、レッドブルにとっては不満だったとホーナーは付け加えた。
「あるエンジンから別のエンジンへ、パーツが引き継がれるのをあまりにも頻繁に見ていたように思う」
「ベンチテストの時間も妥協しなければならないし、耐久性などにも支障が出てしまう」
ルノーや彼らのカスタマーチームであるマクラーレンは、BP/カストロール製の燃料および潤滑油を使用しているが、レッドブルはエクソンモービルとサプライヤー契約を交わしている。ホーナーは、これにより妥協を強いられることもあったが、利点もあったと振り返った。
「エクソンモービルは素晴らしい仕事をしてくれた。我々がカスタマーであるため、ベンチテストの時間は非常に限られており、彼らの仕事は難しく、フラストレーションが溜まっただろう」
「しかし彼らは、CスペックのPUで機能する燃料を開発することができた。我々はそれをマシンに搭載し、うまく走らせることに成功した。ワークスチームはそれができなかったのにも関わらずだ。それがとても励みになった」
一方、ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、レッドブルとの提携解消について、複雑な感情を持っていることを認めた。
「少し奇妙な感じだ。レッドブルとルノーが提携していたこの12年間は、双方の歴史にとって大きな意味を持つからだ」
「関係や双方のメカニック、エンジニアにとっても長い期間だった」
「我々の間には難しい時期もあったが、とても良い瞬間もあった。だがこれから、我々はより集中できるようになるだろう。多くの場合、レッドブルは我々の集中を乱していた。特にコミュニケーションに関してはね」
「我々はコミュニケーションをはるかに良くコントロールすることができるようになり、彼らはホンダとの関係を発展させることができる。両者にとって良いことだ」
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