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初日総合6番手で貫禄のアレックス・パロウ。他ルーキー海外勢が語るスーパーフォーミュラ初ドライブ

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初日総合6番手で貫禄のアレックス・パロウ。他ルーキー海外勢が語るスーパーフォーミュラ初ドライブ

 スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト初日、1年ぶりのテスト参加となった2017年全日本F3選手権シリーズ3位のアレックス・パロウは、1年前と同じTCS NAKAJIMA RACING 64号車をドライブし、ベストタイム順位6番手、常にタイミングモニターの上位につける好パフォーマンスを見せた。

 約1年前のスーパーフォーミュラ鈴鹿テストでも印象的な走りを披露したパロウ。しかし実戦シート獲得はならず、2018年はヨーロピアンF3を主戦場とした。そして今回、再び鈴鹿サーキットをTCS NAKAJIMA RACINGのSF14・ホンダで疾駆することに。

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 午前、午後とも常にタイミングモニターの上位に位置し続けるなど、1年前のインパクトを再現するかのような健闘を演じたパロウは走行後、次のように語っている。

「久々に日本に“カムバック”できて、とても嬉しい。初日は午前中から自分でもいいパフォーマンスを発揮できたと思う。ただ、自分をもっと適応させる必要も感じていた。午後はそれもできたと思うんだけど、タイム(順位)的には赤旗の影響を受けてしまった(6番手)。もっと良くできたと思うので、そこは悔しい」

「基本的にマシンの仕上がりは良かった。朝はほとんどタッチせずに、自分自身が慣れることを優先した感じだったね。午後はセットアップを変えていって、そこにリアクションしていくことも試した。いろいろと勉強できたと思う」

 パロウは「昨年とのフィーリングの違いはほとんど感じていない」と語る。ただ、「シーズン中はF3に乗っていて、こうして急にスーパーフォーミュラのようなマシンに乗ると馬力がずいぶんと違うからね、そこにはやはり感動しているよ(笑)」とも。

 注目の来季2019年については、「スーパーフォーミュラに参戦できればナイスだし、僕にとっての『あるべきステップ』はここだと思っている。僕の心の中では決めている、スーパーフォーミュラが一番(参戦したいシリーズ)だ」とパロウ。「でも、まだ何も決まってはいない。今夜にでも、さっそく中嶋(悟)さんと話をしたいと思っているよ」と、やはり笑顔で強い参戦意欲を示していた。

 既に日本でシーズンを過ごした経験もあるパロウはコースもひと通り熟知しているドライバーであり、即戦力の期待も高い。このオフ、日本馴染みの実力派パロウがスーパーフォーミュラのシート争いにおける台風の目になる可能性は充分ありそうだ。

 また、ルーキードライバーとして今回がSF14初ドライブの海外ドライバー3人が走行後にインプレッションを語った。日本での知名度はまだあまり高くないドライバーたちだが、ピエール・ガスリーと親しいドライバーも含まれている。

■「実は昨日、ピエール(ガスリー)から電話があったみたいなんだ」
●トリスタン・シャルパンティエ(REAL RACING)

「僕にとって今回のテスト参加はビッグステップだ。こんなにパワフルで、クレイジーなくらいダウンフォースがあるマシンは初めてだよ。午前は(赤旗の原因になるなど)あまり良くなかったけど、午後はかなり良くなったと思う。最高の一日だった」

「僕はピエール(ガスリー)と親しい間柄で、実は昨日、彼から電話があったみたいなんだ。僕もアドバイスを聞きたかったんだけど、ジェットラグの影響で寝ていたタイミングで……(苦笑)。今夜にでも連絡を取って、今日のことを報告し、アドバイスをもらえたらな、と思っている」

「来季のことはまだ何も決まっていない。もちろんスーパーフォーミュラは参戦したいレースのひとつだ。もし参戦できるとなれば、少なくとも2年は参戦して、たくさんの経験を得たいと思っている。僕はまだ若いからね」

●チャールズ・ミレージ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)

「今日が初日だったけど、いい一日だったと思う。マシンはとてもパワフルで、ダウンフォースもすごく大きい。鈴鹿のコースも素晴らしくて、特にセクター1が好きだね。と同時に、コースもマシンも難しいので、ステップバイステップで学んでいかなければならないとも感じている」

「明日(テスト2日目)も午前のセッションを走る予定だ。来季についてはまだ何も決まっていない。決まるのは1~2月かな。今回のテスト(でのアピール)次第というところもあるだろうね。スーパーフォーミュラに参戦できたらいいと考えている。きっと自分にとって素晴らしい経験になると思う」

●ラルフ・アーロン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)

「とてもエンジョイできた。まずはチームに感謝したい。今日は最高の気分でマシンを降りることができたからね。クルマはいいし、コースも最高だ。マカオも好きだけど、鈴鹿も世界的に知られた素晴らしいコースで、そこを走れたことは僕にとって大きな喜びになった」

「午前中はステップバイステップでコースとマシンに慣れていく感じだった。午後は結構コンペティティブに走れたと思っている。ただ、ソフトのニューを履いた時にトラフィックに遭遇してしまったので、タイム的にはあまりいい結果は得られなかったけどね」

「明日(テスト2日目)はKONDO RACINGで走る予定だ。来季については現状まだノープランだが、もちろんスーパーフォーミュラは自分にとって“ストロングオプション”だよ。ここで走れたらハッピーだと思っている」

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