バレンシアで行われたプレシーズンテストで、2日連続でトップタイムを記録したヤマハのマーベリック・ビニャーレス。彼はその好調さをヘレスで行われたテストまで維持し、初日は4番手、2日目は3番手と、上位のラップタイムを続けた。
ビニャーレスはこの走行結果により、来季に向けた自信を深めつつある。
■ロッシ、来季用バイクの出来に危機感「期待ほど前進できていない」
彼と、彼のチームメイトであるバレンティーノ・ロッシは、来季用のエンジンを評価しているところだ。ただ、ロッシはこのエンジンについて不満。来季に向けての見通しは明るくないと語った。しかしその一方でビニャーレスは肯定的。「とても満足だ」と語った。中でも特に、中古タイヤを履いた時のペースが素晴らしかったという。
「中古タイヤを履いた時には、とても競争力があった。僕はテスト中ずっと、バイクに上手く乗ることができた」
そうビニャーレスは語った。
「このトラック(へレス)は、とても難しいサーキットだ。MotoGPに来て以来、僕はここでは決して速くなかった。でも今年は、良いラップタイムを続けることができたし、プッシュすることもできた」
「トップから0.1秒遅れというのは、とても重要だ。このコースは、僕らにとって一番難しいコースだからね。だから、本当に良い結果だと思う」
「このバイクには競争力が備わっているし、タイトルを狙えるマシンだと思う。本当に良い感触だった」
「ラップタイムは、競争力があると思う。同じタイヤで30周走った時、通常ならば0.2秒から0.3秒ペースが遅くなる。それは本当に重要なことなんだ。一番重要かもしれない」
ヤマハは、バイクをまだまだ改善中である。ビニャーレス曰く、現時点ではトラクションが弱点のひとつになっており、これを改善すべきだという。
「トラクションがもっと必要だ。そこはまだ、我々にとっての弱点なんだ。だからこのレベルのトラクションでこのラップタイムを記録できたのは、本当に嬉しいことだ。それは、バイクがうまく機能しているということを意味している」
「まず最初に、メカニカルグリップを見つけなきゃいけないと思う。そして、エレクトロニクスを調整する必要がある」
「現時点では、エレクトロニクスはかなり良い。トラクションコントロールは、うまく機能していると感じていし、ウイリーやパワーデリバリーも制御できていると思う」
「でも、依然としてメカニカルグリップは改善できると思うし、それを改善できれば、良いステップを踏み出せるはずだ」
「レースでは、最高速をもっと上げられるはずだ。でも、コーナーをうまく抜けることができなければ、オーバーテイクすることはできない」
「だからまずは、メカニカルグリップを改善する必要がある。でもおそらく、ヤマハは来年、何か良いモノを用意するだろう。僕らはそれによって、問題を解決することができるはずだ」
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