ハースF1チームは、レーシングポイント・フォースインディアのエントリーに関して、アブダビGPで異議申し立てをしていたが、アブダビGPのスチュワードはこれを却下した。ハースはこの裁定について控訴することを断念したようだ。
フォースインディアは夏休み前に破産申請を行い、シーズン中にオーナーが交代。ベルギーGPからは”新チーム”としてエントリーし直し、レーシングポイント・フォースインディアとしてシーズンを戦ってきた。
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これに対してハースは、レーシングポイント・フォースインディアは”別のチーム(=旧フォースインディア)”のマシンやデザインを使用しているためコンストラクターではなく、チャンピオンシップを戦う資格がないと主張したのだ。
スチュワードは両者の主張を聞いた上で審議し、ハースの異議を却下。レーシングポイント・フォースインディアのエントリーは合法だと裁定を下した。
これに対してハースは、控訴する意向があることを通知し、実際に控訴手続きに入るかどうかを判断するまで、96時間の猶予を得ていた。
問題が複雑な方的性質を持つことを考慮し、ハースは判断するための時間を得たのだ。そして、彼らは控訴しないことを選んだ。
無事、レーシングポイント・フォースインディアは”新チーム”として、エントリーを認められたことになるわけだが、そこでまた別の問題が浮上してくる。それが、分配金の問題だ。
過去3シーズンで2度トップ10圏内に入ったコンストラクターに受給資格が与えられる、”コラム1”と呼ばれる分配金があるが、2016年に参戦を開始したハースはこの分配金の受け取りを2年間待たなければならなかったため、新フォースインディアもそうするべきだと主張しているのだ。
ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、お金が欲しいわけではなく「すべてのチームが平等になるように追求している」とコメント。対してフォースインディアのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、このコメントは『偽善と皮肉』だとやり返している。
さらにサフナウアーは「我々の定義では、ハースこそコンストラクターではない」と反論。フェラーリと技術的に密接な関係にあり、レギュレーションで制限されていないパーツ供給を受けているハースを批判した。
コラム1の分配金をめぐっては、フォースインディアが分配金を受け取れないのか、それともハースが2016年と2017年分の分配金を遡って受け取れるのかなど、全く見えてきておらず、両チームの泥沼の争いはまだ続きそうだ。
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