ツインリンクもてぎで今週末開催される2018スーパーGT第8戦。ランキング首位で今季最後のレースを迎える#100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンは決勝レースでの結果がどうなるか楽しみだと語った。
2009年のF1チャンピオンであるバトンは、今年から日本のスーパーGTにフル参戦を開始。山本尚貴とともに#100 RAYBRIG NSX-GTをドライブしている。開幕戦岡山でいきなり2位表彰台を獲得するなど、序盤戦から周囲も驚くパフォーマンスを発揮した。
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そして第6戦SUGOで80kgと重いウエイトハンデを背負っていたにも関わらずポール・トゥ・ウィンでスーパーGT初勝利をマーク。第7戦オートポリスを終え、#1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)と同点の状態で最終戦にやってきた。
こうしてチャンピオン争いをするのは、F1現役時代まで遡っても久しぶりのことだが、バトンは特に意識をしている様子はなかった。#100 RAYBRIG NSX-GTは今回からチームウェアが新しくなり、イメージも一新。バトンも「このパーカーは気に入っているよ」とご機嫌。改めて、今週末に向けての抱負を語った。
「10月のもてぎテストでは良い結果は得られなかったけど、テストとレースはコンディションも違うし、違うストーリーが待っている。実際にどういった展開になるかは始まってみないと分からない」
「決勝レースの行方を考える上でも、予選の結果は大きな鍵となる。今シーズンの僕たちは気温が高い時にパフォーマンスを出せていないところがあるから、気温が下がってくれると嬉しい」
「もてぎではホンダ勢がしばらく勝てていないけど、今週末は僕たちが勝って、その流れを変えられるようにしたい」
F1では様々な経験をしてきたバトンだが、今年からフル参戦を果たしているスーパーGTではコースやマシン、混走など初めて経験することが多く、タフな1年だったという。
その中でも、自身がGT500のチャンピオン争いに関われていること、そしてライバルと同ポイントで最終戦を迎えるというシチュエーションを楽しみにしている様子だった。
「F1の時もチャンピオン争いを経験したけど、(タイトル争いに向かう姿勢など)考え方は特に変えたりはしていない。スーパーGTは1戦1戦が重要で、そこに向かう姿勢はいつも同じ。カテゴリーが違うからといって、特に変えているものはない。僕にとって初めてのスーパーGTフル参戦シーズンで、何もかもが初めてだった。ここにくるまでは、覚えなければいけないことが多くて正直大変だったけど、こうして最終戦でチャンピオン争いができることはすごく嬉しいことだ」
「(チャンピオン獲得の上で重要な要素は)予選でも決勝でもコンペティティブであること。今シーズンのレースを見ると、レクサスLC500とホンダNSX-GTのペースは非常に拮抗していると思う。サーキットによっては特性の違いでどちらかが有利になることはあった」
「そして、最終戦となる今回は2台のマシンが同ポイントの状態でレースがスタートしていく。本当にエキサイティングな1戦になるだろうし、スーパーGTというシリーズにとっても、応援してくれるファンにとっても特別な週末になってくれればと思う。日曜日の結果がどうなるか楽しみだ」
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