元F1チャンピオンのアラン・プロストは、今年5回目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)がミハエル・シューマッハーの持つ7回という記録に挑むかどうかは”個人的な決断”だと考えており、それに挑戦するためにはこれまでとは違うモチベーションが必要だと話した。
プロストによれば、今年は、シーズン序盤をリードしていたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がハミルトンへ拍車をかけたというが、今後はこのような状況にはならないだろうと考えている。
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また彼は、ハミルトンはシューマッハーの記録に並ぶことができるはずだが、そのためには着実に一歩ずつやっていかなければならないと話した。
「我々は皆、それ(シューマッハーの記録に並ぶこと)は不可能だと考えていた」とプロストはmotorsport.comに語った。
「今年は常に話してきたことだが、もし自分がセバスチャンかルイスならば、モチベーションの問題を抱えることはないだろう」
「なぜなら彼らはふたりとも4度のチャンピオンであるし、両者の間で戦っているということ、そして(勝った方が)初めて5度目のチャンピオンになることを理解していたからだ」
「少なくとも7回というのが目標になるのか、あるいはそうでないのか? それは個人的なことだ」
「もう一度チャンピオンになることが目標だと私は考えている。来年何が起こるのか見てみよう。それが最初のステップであり、個人的な決断だ。5回目のタイトルを獲得したら、6回目のことを考える。7回目や8回目のことは考えないだろう」
「時々あることだが、例えばもし次の年にレギュレーション変更があったら、それはさらなるモチベーションになる。なぜならチーム内では、どうやってドライバーがそれに対処するのかわからないし、再び長いシーズンを戦っていくことになるからだ」
「そういうわけで、それを言うのは難しい。ある日目が覚めて、もう一度それをやりたいというだろうか? それは誰にもわからない」
またプロストは、ハミルトンを過去のチャンピオンと比較することは難しいと話した。
「世代を比較するというのは、いつも難しいことだ。かつてはチームのパフォーマンスレベルには浮き沈みがあり、ひと世代の間に複数回のタイトルを獲得するのは非常に難しいことだった」
「今日では状況が異なる。ルイスは、彼の世代の中でベストなドライバーではないかもしれないが、確かにそのひとりだ。毎年、あるいはほぼ毎年チャンピオンになるのは難しいことだ」
前戦メキシコGPで5度目のタイトルを獲得したことについては、ハミルトンがタイトルに向けてほとんど完璧な仕事をやってのけたとプロストは考えている。
「シーズンの最初から最後まで戦ったのだから、おそらく今年は彼のベストなシーズンのひとつだろう」
「シンガポールのように、ポールポジションを獲るためにタイムを稼がなければならないようなところでも、彼はポールを獲った。長いシーズンなので、時には少し足りない部分があった」
「一方セバスチャンはとても力強くて、モチベーションを持っているように見えた。しかし、彼はひとつやふたつミスをした。アゼルバイジャンやドイツ、中国でのレースを考えてみれば、フェラーリとセバスチャンは大きなミスをしたのだ」
「そうしたら何をすべきか。彼らにもっとプレッシャーをかけるべきか? ルイスやチームがシーズンをうまくマネージメントしたのは、それが理由だ」
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