フェラーリのキミ・ライコネンは、ペナルティの一貫性のなさには苦言を呈しながらも、より大きなインシデントに対して、スチュワードがより厳しいペナルティを科すことにすれば、F1ドライバーたちが愚行を犯すことがなくなっていくだろうと語った。
FIAはこれまで、ドライバーへのペナルティの出し方を絶えず改善しようとしてきた。2010年からはどのようなペナルティを適用すべきかを検討するため、元レーシングドライバーをスチュワードに採用することで、ドライバー側の視点も採り入れて裁定を下している。
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また2014年から、ドライバー・ペナルティポイント制度が導入された。これは、軽微な違反や繰り返し違反をするドライバーに対する抑止手段として運用されてきた。
そんな中、一部のドライバーはペナルティが重すぎると批判をしているが、ライコネンはその認識は誤りだと考えているようだ。
「(ペナルティは)かなり行き当たりばったりだから、厳しすぎるとは言えない」と、ライコネンはmotorsport.comに語った。
「もし彼らが厳しすぎると思うなら、それは正しいということだ。そうすれば彼らもたくさん愚かなことをしなくて済む」
「ばかげたことを止められるほどペナルティが厳しければ、大した理由もなくあちらこちらで出されている細かなペナルティを出す必要はなくなると思う」
「ペナルティに正当な理由があることもあれば、そうではない時もある。だけどそれはランダムなんだ。全体的に本当に厳しくすれば、全てが変わると思う。そうすれば、愚かなことをするドライバーはいなくなる」
現状、悪質なドライビングによる違反で罰せられると、ほぼ自動的にペナルティポイントも付与される。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ペナルティポイントシステムを声高に批判しており、ちょっとした違反でドライバーを罰するというコンセプトに対して特に不満を持っているようだ。
一方でライコネンは、より大きなインシデントに厳しいペナルティが出された前例があれば、毎回のように5秒や10秒のタイム加算ペナルティが科される必要はないと話した。
「それが問題だ。とても厳しいペナルティに見えたとしても、実際には不十分なこともある。そして、それ以外の細かいペナルティは整理すべきだ」
「もしあるレースでペナルティを受けても、別のレースで同じことをやったドライバーは全く別の結果になることがある。それはちょっと馬鹿げている」
「正しいやり方で正しいことを適当な厳しさで行えば、より良く見えるだろうし、ペナルティがより機能するようになる」
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