F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズが近年複雑さを増すF1マシンのステアリングの裏側について解説する。
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F1メキシコGP技術解説:レッドブルがわずか数日でフェラーリのフロアをコピー、そのカラクリとは
F1マシンのステアリングは、今やますます複雑さを増している。レッドブルの場合も、例外ではない。マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが具体的に何をどう操作しているのか、ステアリングの裏側をじっくり説明しよう。
1ー発進の際のみに使われるクラッチパドル:クラッチ自体はひとつだが、パドルはふたつある。ステアリングを回しながらクラッチを切る際には、パドルが二ヶ所にある方が便利だからである。たとえばステアリングを右に回しながらガレージから出る場合は、左側のパドルでクラッチを切る。
2ーシフトパドル:右のパドルでシフトダウン、左のパドルでシフトアップする。
3ーDRS作動パドル:ステアリング表のボタンでDRSを作動するマシンもあるが、レッドブルは裏側のパドルで作動させる。フェラーリも同様である。
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