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スポーツ 2018.11.4

”エアレース王者”室屋義秀、佐藤琢磨と相通ずる考え方「重ねてきた努力と経験を、次の世代に伝えたい」

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 スイスの高級時計メーカーであるブライトリングが立ち上げた、ジャパン・レーサーズ・スクワッド。インディカーの佐藤琢磨、MotoGPの中上貴晶と共に名を連ねたのは、室屋義秀だ。室屋は空のF1とも呼ばれる、レッドブル・エアレース・ワールドシリーズの2017年世界王者である。

 F1、MotoGP最高峰クラス共に、これまで世界王者になった日本人ドライバー/ライダーはいない。しかし室屋はエアレースで昨年世界王者になっている。日本においてエアレースの世界は、サーキットレースと比べてもさらに狭き門であるのは間違いない。そんな中、室屋はいかにしてタイトルに辿りついたのか?

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「入り口がなかったですからね。ある人は、水泳選手になりたい人が自分でプールを作って、そして勝ったという形に近いと言っていました」

 そう室屋は語る。

「日本には(飛行機レースを始めるにあたっては)本当に何もないんで、それを全部作って環境を整えながら、その中でトレーニングし、結果的にタイトルに届きました。ですからとても時間がかかりました」

「チャンピオンにたどり着いた理由。それは長くやっているからだと思います。ひとつひとつ材料を作り上げつつ、施設が整っていく中で飛躍的に成績が上がるようになりました」

 日本にもサポート体制があれば、もっと早くチャンピオンにたどり着いたかもしれないと、室屋は言う。

「サポート体制があれば、もっと早く辿り着いたと思いますね。若い頃から練習した選手は圧倒的に上手いし、成長曲線も早いです。環境が良いのに、越したことはないと思います」

 それでもサポート体制がない中、自分でやってきたことも、室屋の強さの礎になっているという。

「自分で作ってきただけあって、いろんな知識と経験は持っています。その分、困難な場面に遭遇した時にも、それを困難とは感じない。解決できるという自負と経験がありますから。ワールドタイトルを獲るという最後の戦いでは、それが強かったと思います。積み重ねてきたモノによって、競り勝てたのかもしれません」

 日本でも、各自動車メーカーが中心となり、ドライバー/ライダー育成プログラムが進められている。室屋も自身の経験を活かし、後進の育成を進めていくという。

「ベースにしているのが、ふくしまスカイパークという飛行場なんですけど、そこで来年の春から、子供向けに”空ラボ”というスクールを開催します。そこで小学3年生から中学2年生までを対象に、航空をテーマとして、自分探しとか、世界で戦う考え方とか、精神的なマインドの作り方とかを教えていきたいと思います」

「それを経験した子供たちがレーサーになればそれは面白いですけど、そうではなくても、色々な社会に出て活躍していける、そういう助けになればいいと思っています」

「考え方も含めて、将来自分の人生を、どう設計していくのかということの考え方の基礎を、教えてあげられればいいと思います。そうやって、良い選手が育っていくと思います」

 室屋と同じく、レーサーズ・スクワッドに選ばれた佐藤琢磨も、With you JapanやTAKUMA KIDS KART CHALLENGEなどを通じて、子供たちに夢や希望を与える活動をしている。ふたりの活動には、相通ずるモノがあるようだ。

「第一線で戦うということは、色々な努力と経験を積み重ねてきたということ。それを伝えるのは、良いことだと思います。しかも(佐藤琢磨とは)似たような考え方で、似たようなことをやっている部分もあります。それを次の世代にうまく伝えていくのも、このスクワッドの使命です」

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(motorsport.com 日本版 田中健一)

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