メルセデスのルイス・ハミルトンは、先日行われたF1メキシコGPで4位に入賞。2018年のF1ドライバーズチャンピオンに輝いた。これによりハミルトンは、自身5度目のタイトル獲得。F1草創期の伝説のドライバー、ファン-マヌエル・ファンジオの記録に並ぶこととなった。
しかし今シーズン、特に前半戦はハミルトンとベッテルが激しく争っていた。ただ、終盤に入った数戦でハミルトンが一気に抜け出し、タイトルを決めた格好だ。
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「年間を通じて、我々にとっては多くの試される時があった」
ベッテルとフェラーリからのプレッシャーをどう克服したのかを尋ねられたハミルトンは、motorsport.comに対してそう語った。
「良いパッケージを持っていない週末でも、あるいは劣勢に立たされていたとしても、僕らは勝利を手にしなきゃいけない。たとえ一番速くなかったとしてもね」
そうハミルトンは語った。
「いくつかの特別なラップがあったし、マシンの中で特別な瞬間を過ごした。そして正直に言って、いつでもそういう走りを再現することができた」
「僕がクルマの中で経験したことの一部は、本当に魔法のようだった」
ハミルトンが言うように、確かに彼は今シーズン、困難な状況に立たされながらも勝利を収めたり、あるいは好結果を残したりしてきた。
例えばイギリスGPでは、決勝1周目にキミ・ライコネン(フェラーリ)と接触してスピンしたものの、2位まで挽回した。また、予選は天候に翻弄され14番手からのスタートとなったドイツGPは、ベッテルの自滅もあって優勝。さらにメルセデスが不得意とする低速コースであるハンガロリンクとシンガポールでは、予選で好パフォーマンスを見せ、そのまま優勝に繋げた。
ハミルトン曰く、彼の”完璧な”チームが、そのようなドライビングを可能にしたという。
「僕はどんなドライブできるように感じた。そして、誰にもできないようなところにマシンを引き上げることができたとも感じている」
そうハミルトンは語った。
「しかしそれをするためには、マシンが正しいところになきゃいけない。そのためにはチームと共に仕事して、最大のモノを引き出すための手助けができなければいけない。だから、自分の中の最高のモノを解き放つことができるんだ」
ハミルトンは、シルバーストンでポジションを回復できたことが、今季の自信を深める要因になったと語る一方、ドイツとイタリアでフェラーリから勝利を奪うことができたのも大きな価値があったと語った。
イタリアGPでは、予選ではフェラーリ勢が速さを見せた。しかしハミルトンは、スタート直後にベッテルをパス。抜き返そうとしたベッテルは、ハミルトンと接触したことでスピンし、最後尾付近までポジションを落とした。それでもライコネンは好ペースで走ったが、最終的には逆転。ハミルトンは望外の勝利を手にしたのだ。
これらの要因により、フェラーリとベッテルが昨年までよりも接近してきた中でも、9勝を挙げることができたのだ。
「去年は素晴らしい1年を過ごしたと思う。そして僕は、どうすれば基準を上げ、自分の中からさらなるモノを絞り出すことができるか、考えていたんだ」
「特に秘密の方法はない。しかしどういうわけか、バランスを見つけることと流れのをマネジメントすることができ、キャリアの中でも最高と言えるようなレースをいくつかすることができた」
「それこそが、最終的に僕がタイトルを獲得できた理由だと思っている」
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