レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナー代表は、マックス・フェルスタッペンがメキシコGPで優勝を飾った背景には、ルノーのパワーユニット(PU)の貢献があったことを認めた。
ルノーのPUがライバルであるメルセデスやフェラーリに対し、パワーで劣っているのは厳然たる事実。しかしホーナーは、高度2200メートル以上という高地でレースをするというメキシコGP独特の条件により、パワーの差が小さくなったことでチームの持つシャシー面のアドバンテージを活かすことができたと強調した。
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「功績があれば、当然それを認める」とホーナーは述べた。
「ルノーは今週末、厳しいコンディションの中でライバルに対して競争力のあるエンジンを我々に供給した」
「それにより我々は面と向かってライバルたちと戦うことができ、フロントロウを独占し、グランプリを支配的な形で勝つことができた。理論的には、ここで我々はワンツーフィニッシュを飾るべきだった」
「このサーキットの高度が、ライバルたちのパフォーマンスを制限し、ルノーの競争力を押し上げた」
「それが(ロシアGPで)ペナルティを受けてスペックBのPUを使用できるようにプールしてまで、このレースに重点を置いていた理由だ」
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドがセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を従えて2番手を走行していた中でリタイアを喫したことを除けば、チームは全てを適切にこなしていたと語った。
「こういう感触を再び感じることができたのは本当に嬉しい。レースはとても”簡単”だった」
「タイヤに不満を持っていた他の人たちと違い、我々は何の問題もなかった」
「リカルドの1ストップ戦略は機能していた。彼は楽々ベッテルを抑え込んでいた。マックスが2回ピットストップをしたのは、単に安全のためだ。使えるタイヤがあったので、セーフティカーが出て、フェラーリがハイパーソフトタイヤを装着した場合に備えて、それを使った」
「標高のおかげで、我々のパワー不足は消えた。そしてそれが、我々のシャシーがどれだけ優れているかを示したのだ」
マルコは、リカルドのリタイアがクラッチの故障によるものだったと明かした。
「彼のスタートは悪かった。だがそれは技術的な問題ではなく、操作の問題だった」
「そしてその後、クラッチベアリングが壊れた。それは残念だ。ワンツーフィニッシュを逃してしまったので、とても腹立たしい」
リカルドのマシンのクラッチは、かなり序盤からトラブルを抱えていたようだ。
「データを見ると、その問題はおそらく6周目から始まっていた」とホーナーは付け加えた。
「金曜日のFP2でマックスが見舞われたトラブルとよく似ているが、問題を完全に理解するためにはイギリスに戻り、検査をする必要がある。でも、それが(リタイアの)元凶だと思われる」
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