UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
#7 UOMO SUNOCO SF14
#8 UOMO SUNOCO SF14
2018年SUPER FORMULA シリーズ
第7戦(鈴鹿サーキット)レースレポート
山本が劇的逆転チャンピオン!最終戦最終ラップ、キャシディと0.6秒差の直接対決を制す
大会概要
2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦(最終戦)
大会名称
2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦第17回JAF鈴鹿グランプリ(FIAワールドツーリングカーカップ日本戦を併催)
開催日時
10月27日土曜(予選) 10月28日日曜(決勝)
開催サーキット
鈴鹿サーキット国際レーシングコース(フルコース1周5.807km)
同時開催レースカテゴリー
・FIAワールドツーリングカーカップ Presented by OSCARO『JVCケンウッドレースオブジャパン』
・トヨタGAZOOレーシング86/BRZレース2018第9戦(クラブマンシリーズ/プロフェッショナルシリーズ)
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS参戦体制
#7 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:トム・ディルマン
出身地:フランス
生年月日:1989年4月6日
身長:177cm
体重:63kg
血液型:O型
エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:スティーブ・クラーク
チーフメカニック:甲賀大毅
#8 UOMO SUNOCO SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:171cm
体重:61kg
血液型:A型
エントラント代表:太田雅文
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:ライアン・ディングル
チーフメカニック:北井修司
予選(10月27日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ(予選時)
気温:21度/路温:25度(Q1開始時)湿度:37%(15時)
予選Q1開始:12時35分
今年も4月に鈴鹿で開幕した全日本スーパーフォーミュラ選手権。そして、やはり今年も鈴鹿に帰っての最終戦でシーズンの幕を閉じる。UOMO SUNOCO TEAM LEMANSはシーズン中盤に3レース連続入賞を飾るなど前進を続けてきたが、今年はチャンピオン争いに名を連ねての最終戦への臨戦とはならなかった。とはいえ、いいかたちでシーズンを締めくくることは来季へ向けて重要な意味を持つ。
近年は2レース制で実施されてきた最終戦だが、今季は1レース制。トム・ディルマンと大嶋和也が、シーズン最高成績を目指して戦う。予選日の朝、練習走行時は路面が濡れていたが、天候は曇りから晴れへ。予選が開始される頃にはドライコンディションとなっている。
#7 UOMO SUNOCO SF14 トム・ディルマン選手 予選結果:15位(予選Q1ベストタイム:1分39秒492)
開幕戦には出場していなかったディルマン、鈴鹿サーキットで戦うのは初めてになる。それでもQ1、自身がタイムを出した段階では6番手につけてみせた。しかし、ライバルたちがタイムを出していくなかで順位が下がり、0.013秒差でQ2進出圏の14位を逃した。
#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手 予選結果:12位(予選Q2ベストタイム:1分38秒786)
大嶋はQ1、まず1分39秒797を記録して9番手に。皆がタイムを出していく過程で一旦はQ2進出圏外に下がるも、1分39秒467にタイムアップして、最終的には13番手でQ2進出を果たした。Q1で赤旗中断があったため、Q2は予定より15分遅れでのスタートに。Q1では規則でミディアムタイヤしか使えないが、Q2ではソフトを履ける。大嶋は1分38秒786をマーク。だが、Q3進出は成らず12位。
決勝(10月28日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:21度/路温:23度(決勝開始時)湿度:29%(15時)
決勝レース開始:14時15分
決勝レース周回数:43周(または90分)
#7 UOMO SUNOCO SF14 トム・ディルマン選手 決勝結果:15位(所要時間:1時間15分57秒632、ベストラップ:1分43秒534)
決勝日は快晴。ディルマンは15番グリッドからソフトを履いてスタートし、オープニングラップで12番手、さらに翌周11番手へ浮上した。そして、燃費的にゴールまで走りきれることになる最初のピットタイミング、6周終了時にピットインして、ミディアムに履きかえる。
しかし、ここでの停止時にフロントノーズとジャッキがわるい具合に当たってしまい、作業に大きなタイムロスが発生することに。この段階で大きく遅れた最下位19位となり、後半に良いペースでの走りを披露して前との差を詰めていくも、15位という順位だった。
#8 UOMO SUNOCO SF14 大嶋和也選手 決勝結果:14位(所要時間:1時間15分57秒305、ベストラップ:1分43秒552)
大嶋は12番グリッドからミディアム装着で発進。しかしスタートで大きくポジションを落としてしまい、1周目は19番手での通過に。本来なら大嶋はディルマンの翌周にピットインする予定だった。しかしディルマンのピットストップ時に問題が発生していたことから、予定を1周伸ばして8周目にピットへ。
大嶋はソフトに履きかえてピットアウトするが、このあとは隊列のなかで自分自身のペースを発揮できない展開に陥ってしまう。予定どおりのピットインができていれば、状況が違っていた可能性もあるだけに、不運であった。18号車を懸命に追いかけ続けたが、前に出ることは叶わぬままチェッカー。迫ってきたディルマンの前、14位でのゴールだった。
トム・ディルマン選手のコメント
「他のドライバーたちと違って初めての鈴鹿サーキットでのレースであるという状況は、当然ながら自分にとって簡単ではありませんでした。ただ、決勝ではいいスタートを切れましたし、ペースもわるくなかったと思います」
「ピットでのロスタイムが響いてしまったことが残念です。今季、このシリーズを戦えるチャンスを得られたことに感謝しています。マシンの改善についても大きなステップを踏めたと実感しています」
大嶋和也選手のコメント
「ピットアウト後、前のマシンが思ったよりペースが上がらなかったようで、僕の方も抜きどころでの速さが出せず、パスはできませんでした。最近の鈴鹿のレースのなかでは(本来の)ペース自体は良かったと思います」
「ただ、まだまだ足りないことも事実だとは思いますけどね。シーズン全体としては良い方向に来ていることも確かだと感じていますので、新車になる来年に向けても引き続き頑張っていきたいです」
片岡龍也監督のコメント
「ピットストップでの残念な出来事によって、まずトム自身がポジションを上げられなくなってしまいましたし、大嶋のレースにも影響が及んでしまいました。大嶋が予定通りの周にピットストップをできていたら、ライバルの前に出ることができていたかもしれません」
「本来のレースペース自体は他チームと比べてもそれほど遜色はなかったと思えるだけに、もう2~3台前のポジションで走れていたら、その後の展開も変わっていた可能性があります。もちろん、予選からもともとのスピードがもっとあれば、というところでもありますけどね」
「シーズンを通しては、徐々に良くなってきた実感はあります。成長できている部分については今後につなげていければ、と思います。ただ、もうひとひねりの力を出せるよう、体制強化が必要だと思うところもあり、課題を引きずったままである面も感じてはいるところです」
「今シーズンも応援ありがとうございました。みなさんの応援に見合った結果は出せなかったと思いますが、あきらめないで戦う姿勢、これをシーズンのところどころで見せられたとは思っています。これからも応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」
シリーズランキング
トム・ディルマン:14位/5ポイント
大嶋和也:12位/6ポイント
チーム(#7+#8):7位/11ポイント
観客動員数
開催期間中延べ入場者数 約3万6000人(土~日)
10月27日土曜(予選日天気:晴れ)1万3000人
10月28日日曜(決勝日天気:晴れ)2万3000人
※金曜日も含めると3日間の延べ入場者数は3万9600人
イベントへの参加報告
ピットウォーク開催日程:10月27日10:35~11:10 10月28日9:40~10:20
キッズウォーク:10月27日17:00~17:40
グリッドウォーク:決勝レース前に実施
主催:日本レースプロモーション、鈴鹿サーキット
参加者:トム・ディルマン、大嶋和也
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることができました。
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