スーパーフォーミュラ最終戦第17回JAF鈴鹿グランプリの予選で2番手を獲得したKONDO RACINGの山下健太は、金曜日から苦しいセッションが続いており、2番グリッドを獲得できるとは思っていなかったと語った。
予選後の記者会見に出席した山下は、予選の感想を訊かれ開口一番に「今シーズンは良いところがなかったんですけど、鈴鹿で予選2番手を獲れて本当に嬉しいです」と話した。
最終戦予選:山本尚貴が得意の鈴鹿で圧巻PP! タイトルの望み繋ぐ
山下は予選Q1を12番手で通過すると、Q2では4番手、そしてQ3では2番手と徐々に自身のポジションを上げていった。ただ彼はミディアムタイヤでのペースが悪く、当初はQ1を通過できるかどうかわからないという状況であったことを明かした。
「今週末は練習からあまり良くなくて、特にミディアムタイヤでのペースがすごく遅かったです。Q1を通過できるかどうかという話をチームとしていました」
「ソフトタイヤになれば自分たちのパフォーマンスが少し上がるので、何とかQ1を突破して、路面温度も上がってくれば『もしかしたら上にいけるかな?』と思っていたのですが……まさか2番手を獲れるとは思っていませんでした」
「正直、ミディアムタイヤではどうすればペースが上がるのかわからなかったので、Q1で1回走った感じをもとに微調整だけして、後は自分が頑張ろうと思いました」
「(赤旗解除後、ユーズドのミディアムタイヤの感触は)あまり良くなかったです。Q1の2回目のアタックもあまり良くなくて、ギリギリ通ったという感じでした」
その後Q3ではウォームアップラップを2周走りタイムアタックを行った山下。その一方でポールポジションを獲得した山本尚貴(TEAM MUGEN)や、予選3番手の中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)はウォームアップラップを1周しか行わず、予選戦略が別れる結果となった。
これについて山下は、ウォームアップラップを1周走った後に計測をするのか、それとも2周走った後にするのか判断に迷っていたという。
「(ウォームアップを)1周にするか、2周にするか迷っていました。昨日の専有走行の最後にソフトタイヤを履いた時に、2周走った後に計測を行いました。その時の感触がそれほど悪くなかったのと、内圧とか温め方とかをデータとして採れていたので、まずQ2はそれ(2周)でいこうと思っていました」
「Q3は、本当は1周で行こうと思っていたんですけど、Q2の感触がそれほど悪くなかったのでそのまま2周で行きました」
KONDO RACINGは、ニック・キャシディがドライバーズタイトルを争う一方で、チームタイトル争いの渦中にもいる。今回の予選では山下が2番手、キャシディが4番手と揃って上位グリッドを獲得できたので、タイトルに向けても大きな一歩となった。
しかし山下自身はチームタイトルへのプレッシャーを感じていないという。また、もしキャシディにポジションを譲らなければならなくなった場合は、それに従うと述べた。
「もちろん自分のレースとして勝ちたいというのはありますが、ニックのチャンピオンがかかっているので、もし自分が(ニックを前に)行かせないといけない状況になったら、行かせると思います」
「(チームタイトルに関しては)そんなに何も感じないので緊張していないです。とにかく、良いレースをしたいなと。最終戦ですし、今まで良いレースができていないので明日は良いレースをしたいというだけです」
「決勝レースでいつも(予選順位より)ポジションを下げてしまうので……せっかく2番手を獲ったので、このまま山本選手について行って抜けるくらいのレースができたらいいなと思います」
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