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スポーツ 2018.10.26

メルセデスF1”疑惑”のホイール、メキシコGPのスチュワードは合法と判断。さらなる論争に発展の可能性も?

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 論争となっているメルセデスの新型リヤホイール。しかしメキシコGPのスチュワードは、このホイールを使うことについて、メルセデスに対してお墨付きを与えたようだ。

 メルセデスはこの新型のリヤホイールを、ベルギーGPに投入。その後圧倒的な強さを見せ始め、現在ではルイス・ハミルトンがタイトル獲得に王手をかけている。

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 しかしフェラーリはこのホイールについて疑問視。テクニカルレギュレーションの3条8項「空気力学的影響」に違反しているのではないかと指摘した。

 メルセデスの新型ホイールのスポークには穴と溝がつけられているが、これが「車両の完全な懸架部分に堅牢に固定して取り付けられていなければならない(堅牢に固定とは、 一切の遊びがない状態をいう)」という条文に違反した空力パーツなのではないかと考えられたのだ。

 先週末に行われたアメリカGPに先立ち、FIAはメルセデスのホイールは合法であると判断。しかし、フェラーリの疑問がまだ残っているとメルセデスに報告したため、メルセデスは抗議を受けないための予防措置として、ホイールに対策を施した。

 メルセデスのドライバー曰く、アメリカGPで失速した原因の一因は、このホイールに施した予防措置にあったと指摘している。

 しかしメルセデスはメキシコGPを前に、スチュワードに二つの依頼を提出した。ひとつは規則の解釈とパーツの合法性の確認。もうひとつは、FIAが明確化するために必要とされるすべての変更点の詳細である。

 これについてスチュワードは、テクニカルレギュレーションの”解釈”については拒否。さらに彼らの報告書には「FIAによるパーツの明確化と承認は、具体的にはメルセデスがFIAに提出した部分に限定されている。そして、代替のデザインオプションについては、別に考慮する必要がある」と記載された。

 しかし一方でスチュワードは、FIAの技術部門の判断を支持するも主張。FIAとメルセデス間で交わされた文書の中で説明されている部分については、合法だと見なすと指摘している。

 なおメルセデスはこの新型ホイールの内側にスペーサーを取り付けている。このスペーサーには穴が開けられており、ここを空気が通り抜けるようになっているのだ。これも、フェラーリがその効果を疑問視した部分である。気流が通り抜けるこのシムが回転すれば、空力パーツが”動いている”ということになり、レギュレーション違反なのではないかというのだ。

 しかしスチュワードは、FIAが明確化した通り、このスペーサーが回転するのは、パーツの機能の一部であり、ホイールのスポークが回転するのと同じことであるとみなした。これが、FIAがメルセデスのアプローチを”許容範囲”とした理由のひとつである。

 しかしスチュワードは、このスペーサーが本来の機能を超え、開口部が大きくなって空力効果を有するようになれば、この”許容範囲”とした視点を変更する可能性があると指摘している。

 まずは”合法”との判断が下ったメルセデスの新型ホイール。しかし、スチュワードの決定には抗議することが可能であり、場合によってはさらなる論争となる可能性がある。また、ブラジルやアブダビに向けて、再びこの問題を提起することも可能である。

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(motorsport.com 日本版 Scott Mitchell)

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