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「パフォーマンスが奮わず、ライバルと戦うにはあまりにも厳しい週末だった」ハミルトン認める/F1アメリカGP

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「パフォーマンスが奮わず、ライバルと戦うにはあまりにも厳しい週末だった」ハミルトン認める/F1アメリカGP

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、アメリカGPでは優勝しなければならなかったものの3位で終わり、この週末はパフォーマンスが奮わずに厳しい週末であったことを認めた。

 予選でポールポジションを獲得したハミルトンには、このアメリカGPで今年のドライバーズタイトルを獲得するチャンスがあった。しかし彼はスタートでキミ・ライコネン(フェラーリ)に先行を許すと、その後はライコネンと同様に1ストップ作戦を選択したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にも追い抜かれてしまった。

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 2回目のピットストップを終えたハミルトンは、レース終盤にライコネンとフェルスタッペンに追いついたものの、結局フェルスタッペンをオーバーテイクすることができず3位でレースを終えた。

 彼はレース後、メルセデスはVSC(バーチャルセーフティカー)の間にアドバンテージを稼ごうとしていたので、11周目にピットストップを行ったことには”少し驚いた“と認めた。

「11周目にピットストップを行った時、2ストップ作戦になるのだろうと思った」とハミルトンは話した。

「僕たちにとっては非常に厳しい状況だった。コースに戻ってからは、キミに追いつかなければならなかった。僕は彼に追いついたけれど、タイヤがダメになってしまった。だけど彼はピットストップを終えて、フレッシュなタイヤを履いて僕に追いついたんだ。僕が2度目のピットストップを行った後は、(ライコネンに)追いつくまでに12秒のギャップがあった」

「今日は、彼と戦うにはあまりにも厳しい状況だった」

 ハミルトンは、11周目にピットストップを行った理由について“全てを理解しているわけではない”というが、敗因の大部分はスタート時のタイヤ選択にあったのではないかと考えている。

 彼はスーパーソフトタイヤでレースをスタートした一方、ライコネンはウルトラソフトタイヤでスタート。これによってライコネンはハミルトンの前に出ることに成功し、優勝を飾った。

「勝負はすでにQ2の時点で始まっていて、このタイヤを履いてスタートするのは間違っていたのだと思う」

「これらのタイヤには、スタート時のパフォーマンスに大きな違いがあるということをわかっていた。でも僕たちは前に出ることができない可能性のある方を選択してしまった」

「僕はポジションを失った。彼(ライコネン)はクリーンなところを走っていて、タイヤに関しても僕のものより適していたので、僕は彼についていくことができなかった」

「僕たちにとっても学ぶことがあったレースだった。パフォーマンス面でも最高の週末ではなかった。だけど、今年は何度も信じられないような週末を過ごしている」

「3位に入ることができたんだ。それについては感謝している。でも当然のことだけど、ポールポジションからスタートして3位で終わるというのは、決して良いことではない」

 ハミルトンのタイトル争いのライバルであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、オープニングラップにダニエル・リカルド(レッドブル)と接触してスピンを喫した。その後は4位までポジションを取り戻し、ベッテルはタイトルの望みを残した。

 ベッテルがスピンをして、自信が有利な状況になりながらもタイトルを獲得できなかったことに驚いているかとmotorsport.comが尋ねたところ、ハミルトンは「いいや、驚いていない。僕は3位だった。だけど今日は優勝しなければならなかった」と答えた。

「レース中は後ろで何か起きたのかわからなかった。そしてもちろん、彼(ベッテル)はポジションを取り戻すために良い仕事をした」

「チームとして、僕たちは明らかに苦戦していた。スピンの後、セブ(ベッテルの愛称)はかなり離れたところを走っていたに違いない。でもバルテリ(ボッタス)はセブについていくことに苦戦していた」

「パフォーマンスに関しては、この週末は僕たちは奮わなかった」

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