今シーズンも残り2戦となった2018スーパーGT。GT500クラスで大活躍を見せているホンダの佐伯昌浩プロジェクトリーダーは、先日ツインリンクもてぎで行われた公式テストを振り返り、終盤戦に向けて新しいトライができたと語った。
2018シーズンは開幕戦岡山でワンツーフィニッシュを飾るなど、ここまで6戦を終えて3勝を挙げているホンダ勢。#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)がライバルに対して12ポイントをリード。2010年以来となるホンダ勢のタイトル獲得に期待が高まっている。
もてぎテストで上位に食い込めず、100号車バトン「全体的にタフだった」
しかし、10月8日・9日にツインリンクもてぎで行われた公式テストでは、やや苦戦気味でGT500の専有走行もあった初日のセッション2では揃って下位に沈み、ライバルのレクサス勢や日産勢が好調な走りを見せていた。
ツインリンクもてぎは最終戦の舞台ということもあり、終盤戦でのパフォーマンスを心配する声も少なくなかったが、佐伯プロジェクトリーダーは今回のテストでの結果に対して悲観している様子は全くなかった。
「(もてぎのテストは)そんなに悪くなかったと思っています。今回のオートポリスと、最終戦のもてぎに対して、各チームとも大掛かりなトライをやっていました。色々と試せてよかったと思います」
「今年マシンを作り込んできたなかで、まだ試せていないセットアップなどがたくさんあります。実際のレースウィークだとフリー走行の時間も限られているので、出来ることも限られているし、土曜日の最初のセッションで(持ち込みのセッティングなどを)失敗しまうと、その後のセッションに響くので新しいトライができないことが多いです。今回のテストは走行時間も十分にあるので、いい機会ということで色々なことをやっていました」
「タイムとかリザルトは良くなかったですが、残り2戦で使えそうなセッティングも見つかったりしたので、充実したテストになりました」
また、ホンダNSX-GT勢は気温や路面温度が低くなるとピックアップの症状に悩まされる傾向があるが、その対応策についても様々なテストができたという。
「何かのきっかけでピックアップが出はじめるのは確かです。でも、(ピックアップ)出た時にどう対処するかということも色々トライできました。その辺の残り2戦で役立てられるのではないかなと思います」
最後に終盤戦の展望については、#100 RAYBRIG NSX-GTが大量リードを築いているものの、アドバンテージは基本的にないと語った。
「過去3年間のリザルトをみると、残り2戦で1位と2位を1回ずつとったクルマがチャンピオンになっています。それを考えると、100号車にとっては有利でも何でもない状態です。ここでは最低でも表彰台を獲得しないと、(チャンピオン獲得は)厳しいのかなと思っています」
「昨年の結果を見ても、(ホンダ勢にとっては)相性がいいサーキットだと思っているので、ここでしっかりポイントを稼いで最終戦に行きたいですね」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?