マクラーレンのスポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランは、チームが苦戦している状況に”怒り”を感じたが、その感情を抑えなければならないと話した。
マクラーレンは今年、チーム内で大改革を行った。その一環で、レーシングディレクターを務めていたエリック・ブーリエがチームを離脱。また新たにスポーティングディレクターという役職を設け、チームはド・フェランを招聘した。
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ホンダとの契約を終了させ、ルノー製パワーユニットを使用し始めたマクラーレンは、今年は成果を残すと誓った。しかしパワーユニットのメーカーを変えてもマクラーレンの苦戦は変わらず、マシンの弱点が露呈するシーズンとなってしまった。
前戦日本GPでは、マクラーレンは全チームの中で最も遅く、予選では同様に苦しいシーズンを送っているウイリアムズを下回る結果に終わった。
マクラーレンのパフォーマンスレベルについてどのように感じているのかとmotorsport.comが尋ねると、「個人的にどう対処しているのかといえば、私は自分の競争心のせいで、怒りを感じている」とド・フェランは話した。
「私は心の底から競争者であり、勝ちたいのだ。その気持ちを置いておき、自制心と安定感などを保たなければならない」
「しかし心の中では強い感情を持っているということを信じてほしい。私は強くなりたい」
今シーズンの序盤、マクラーレンは今年のマシン『MCL33』の特性のひとつとして、マシンの抱える基本的な問題がトラック上でしか現れず、風洞でその問題を特定することができないと明かしていた。
このせいでマシンのアップグレードが制限され、チームの勢いも弱まった。鈴鹿でのパフォーマンスには、それが反映されていたようだ。
ド・フェランは、「コンペティティブな見方をしても、自分がどのあたりに位置しているのかはわからない。それは、皆がゴールに向かって動いているからだ」と語った。
「様々なコンディションで、他のチームのマシンがどのように反応するのかはわからないし、どのような改善を施すのかもわからない。自分のやっていることが1000%正しく機能するかどうかも、わからないものだ」
「しかしそうは言っても、我々は(日本GPは)厳しい週末になると予想していた」
その日本GPでは、上記の通りフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが最も遅く、彼らよりも後ろのグリッドにいたのは、セッション中にクラッシュを喫してタイムを計測できなかったマーカス・エリクソン(ザウバー)のみだった。
鈴鹿でのレース後、ド・フェランはmotorsport.comに対し、ウイリアムズの2台がマクラーレンを上回ったことを受けて、チームは力強いペースを発揮する必要があると話していた。
「鈴鹿での最終的な結果は良いものではなかった。しかし戦略面から見れば、この2週間はスムーズに物事が進んでいた」
「我々の戦略チームは、我々のもとにあったあらゆる小さなチャンスを最大限にして良い仕事をしてくれた。時にはそれがうまくいき、時にはそうはいかなかった」
「ドライバーたちもよくやっている。我々がもう少しペースを見出すことができれば、射程圏内に入ることができるだろう」
「予選でのペースには大いにがっかりしたが、レースについてはかなりポジティブに捉えている」
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