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F1のポイントシステム改訂、2019年の導入は延期決定も検討は続く

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F1のポイントシステム改訂、2019年の導入は延期決定も検討は続く

 F1ストラテジーグループは、現在トップ10までに与えられているポイントを全20台、または15台に拡大することを検討していたが、来季これが導入されることはないという。


 F1が1950年に初めて世界選手権となってから、F1のポイントシステムは徐々に変化してきた。当初、ポイント付与の対象となっていたのはトップ5のみだった。

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 現在使われているポイントシステムは、2010年に導入されたもの。レース優勝で得られるポイントを増やし、2位以下との差を大きくすることでその価値を高めると同時に、ポイント付与の対象を10位までに拡大した。


 今のF1は、トップチームと中団チームのパフォーマンス差が大きくなり、上位6台はほぼメルセデス、フェラーリ、レッドブルが独占している状態。残りの7~10位を7チームが争っている。そのためトップ10圏外のバトルにも意味を持たせ、トラブルでレースに出遅れたドライバーにも走る意味を与えるべく、ポイントシステムの改訂が検討されるようになったのだ。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは「全関係者の同意が得られれば、2019年にもポイントシステムが変更される」と認めていた。

 今季は苦戦が続いているウイリアムズのパディ・ロウなど、このルール変更にポジティブな反応をする関係者もいたが、結果として全会一致は得られなかったようだ。

 なお議論は進行中であり、2021年に行われるレギュレーションの大幅な変更に合わせて採用される可能性も残っている。

 また2020年以降のレギュレーション変更としては、チームの”門限”に関するルールが変更されることになった。

 現在F1では木曜夜と金曜夜にカーフューと呼ばれる作業禁止時間が設けられ、チームスタッフの負担を軽減しているが、2020年からはこれが8時間から9時間に延長される。

 つまりマシン運用に関するチームスタッフは、金曜日と土曜日のフリー走行開始に先立ち、パドックで作業できる時間が1時間短くなる。

 2011年シーズンにカーフューが導入された際は、作業禁止時間は6時間となっていた。なお年間を通して2度に限り、チームはこの作業禁止時間を無視してマシン修復などの作業に当たることが許可される。

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