メルセデスのルイス・ハミルトンは、日本GPに勝利したことで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに対するドライバーズチャンピオンシップ上のリードを67ポイントにまで開いた。残り4戦。早ければ次のアメリカGPにも、タイトルを決めてしまいそうな勢いだ。
ハミルトンはイタリアGPから日本GPまで実に4連勝。イギリスGP以降は全戦2位以上でフィニッシュするという、強く、安定した戦いぶりを見せる。そして特にイタリアとロシアでフェラーリとの直接対決を制したことが、現在の優位を確固たるモノにしたと言っても過言ではないだろう。
ベッテル「メルセデスにとって僕らは、簡単に倒せる相手になってしまった……」
このイタリアとロシアで勝利した意味について尋ねられたハミルトンは、motorsport.comに対して次のように語った。
「僕はああいうレースやバトルが大好きだ。もっとああいう戦いをしたいね」
「彼のようなドライバーと1対1の対決ができることは、どちらが早くブレーキを踏むかなど、震えるようなプレッシャーの下での、究極の精神戦なんだ」
「僕はいつも彼らを歓迎しているし、ロシアでのレースみたいなことがあったのは嬉しく、そして感謝している」
「戦略はうまくいかなかった。でも、そういうプレッシャーがかかる瞬間に、自分の能力を示す機会を与えてくれたんだ」
今シーズン、当初はフェラーリが優勢であるとみられていた。しかし中盤戦に相次いで取りこぼしをしてしまう間にメルセデスが復活。今ではその勢力図が逆転してしまったように見える。そして前述の通り、次のアメリカGPでハミルトンがベッテルよりも8ポイント多く獲得することとなれば、3レースを残して自動的にチャンピオンが決まってしまうことになる。
ベッテルと接近戦ができないことに失望しているかと尋ねられたハミルトンは、次のように語った。
「モンツァのようなレースが、僕は大好きだ」
そうハミルトンは答える。今年のイタリアGPでは、ベッテルはスタート直後にスピンして後方まで下がってしまったものの、ハミルトンはもう1台のフェラーリであるキミ・ライコネンを、チームメイトのバルテリ・ボッタスと協力して倒したのだ。
「それに続く全てのレースで、同じような苦しい戦いができたら、満足していただろう」
「正直に言って、彼らが直近の2レースで強さを見せたら、どうなるんだろうということを考えていた」
「しかし、彼らは多くのパフォーマンスを失ってしまったようだし、彼らにとっては難しい状況になってしまった」
「もちろん、僕は最後のレースまで、モンツァのような戦いができたらいいと思っている。僕はそういうレースが好きなんだ」
「でも残念ながら、今はそういう状況じゃない。僕らがやっている素晴らしい仕事や、僕らの幸福感を、取り除くことなどできないんだ」
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