大型で強い勢力の台風25号は、10月5日朝9時現在、沖縄県・久米島の北北西約210kmにあって、北へ毎時25kmで進んでいる。
日本は先週、台風24号が来たばかり。最低気圧915hPaで最大風速が秒速50mあった台風24号の被害は甚大だったため、国際自動車連盟(FIA)と主催者である鈴鹿サーキットを所有するモビリティランドは、チームのホスピタリティテストを支えているワイヤーなどをテープでとめるなど警戒を務め、万全の体制をとっている。
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幸い台風25号は中心気圧が965hPaと24号よりも勢力を弱め、中心付近の最大風速も秒速35mに落ちた。
また毎時20kmと当初の予想よりも若干速度を上げながら北上し、6日(土)に東シナ海に達した後、日本海を縦断し、7日(日)に函館市の西北西約50kmにすると予報されている。つまり、現時点では本州へ上陸する可能性は低い。
そのため、第17戦日本GP開催期間中の鈴鹿サーキットには、大きな影響は出ないと考えられる。
日本GPは2004年に台風22号の接近に伴い、土曜日のフリー走行と予選をすべてキャンセルし、日曜日の午前9時から予選を行い、日曜に開催される予定だったサポートレースをすべて中止し、午後2時30分からF1の決勝レースを同日開催するという変則スケジュールを採った過去がある。
FIAも鈴鹿側も「コース上の安全だけでなく、来場するお客様の安全も考慮して、大会を運営していく」と語り、関係各機関と情報を密接に取りながら、今後の状況を注視していくという。
なお、週末の鈴鹿の天気は、金曜日の夜9時から雨が降り出した雨が、土曜日の午前中まで続き、土曜日の午後には晴れ間がのぞくという。そして、日曜日はいまのところ終日晴れ。最高気温は25度前後、降水確率は20%だという。
F1鈴鹿30回目の記念大会は、どうやら絶好のレース日和の下で行われそうだ。
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