F1第16戦ロシアGPのフリー走行3回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
サーキット付近の上空には黒い雲も浮かぶものの気温23度、路面温度31度というコンディションで60分のセッションがスタートした。
「ほんの少し、パワーが上がった」ガスリーがホンダのアップグレードPUを評価
まずはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)を先頭に、10台ほどのマシンがコースイン。アロンソとセルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)はそのままタイム計測に向かった。
すでにグリッド降格が決まっているアロンソは、ハイパーソフトタイヤで走行を積極的に走行を重ね、1分37秒466というタイム。対してウイリアムズ勢はウルトラソフトタイヤで走行を開始した。
一方、トップ3チームで最も早くタイムを計測したのは、フェラーリ勢。初日のFP2でメルセデスやレッドブルに遅れをとっていた彼らが先に動き出し、セバスチャン・ベッテルが1分33秒859を記録した。このタイムは、FP2で記録した自己ベストを更新するものだ。
続いてバルテリ・ボッタス(メルセデス)もハイパーソフトタイヤでアタックし、ベッテルに0.082秒差と肉薄した。
初日に速さを発揮したハミルトンがタイムを計測したのは、セッション開始から20分が経過してから。最初のアタックではベッテルのタイムには届かなかったものの、1分33秒496までタイムを更新したハミルトンがトップとなった。
セッション残り20分を切ってくると、ベッテルとボッタスがこのセッション2セット目のハイパーソフトタイヤを投入。ベッテルはランオフエリアに飛び出す場面もありアタック中断となったが、ボッタスは1周をまとめ1分33秒321とした。
しかし、さらに速いタイムを叩き出したのがハミルトン。タイヤにバイブレーションがあると無線で訴え、セクター2では自己ベストを更新することはできなかったものの、どこか余裕すら感じさせるようなアタックで1分33秒067をマークした。
結局ハミルトンがトップとなり、FP2に続いてメルセデス勢がワンツー。ベッテル、ライコネンは共にハミルトンから0.6秒ほど遅れた。
セッション終了間際には、ベッテルがコースに出て行こうとした瞬間に走行時間が終了し、ピット出口が赤信号に。ベッテルはなんとか反応しマシンを止めたものの、トップチームらしからぬ姿にどこか歯車が狂ってしまっている印象を与えた。
また、グリッド降格が決まっているレッドブルはあまり積極的にタイムを出しにはいかなかったものの、マックス・フェルスタッペンが終盤に新品のハイパーソフトを使って5番手となった。ダニエル・リカルドは6番手だった。
7番手は、ザウバーのシャルル・ルクレール。初日はマシンのバランスに苦しんでいる場面も多かったが、ハミルトンから1.561秒差まで迫った。
予選Q3進出を争う10番手周辺はフォースインディア、ハース、ルノーが僅差の接戦となっている。
パワーユニットのアップグレードにより、グリッド降格が決まっているトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーもこの間に割って入り、12番手となっている。ブレンドン・ハートレーは16番手だった。
なお、この日からホンダのパワーユニットは旧仕様に載せ替えられている。アップグレードされたユニットは、来週末のF1日本GPに向けて温存されるようだ。
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