来季からレッドブル・レーシングにもパワーユニットを供給するホンダは、今シーズン残りのレースで、さらなるアップグレードを投入する準備を進めている。
ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、今季の終わりまで実験を続けると語った。
読者の”訊きたい”にガスリーが応える(2)「もしF1をやっていなかったら……」
「今シーズンの終わりに向け、そして来年の準備として、実際にコース上で何かを試す機会があると思います」
そう山本部長はmotorsport.comに語った。
「我々はこのような試行錯誤をしたいと思っており、このチャンスをシーズンの後半にかけ使うことになると思います」
ホンダは今シーズン、他のメーカーと比較して、多くのコンポーネントをトロロッソふたりのドライバーに投入してきた。これは、戦術的な理由によるところが大きい。
しかし、ホンダの母国である日本GPで、グリッド降格ペナルティを受けるのは避けたいところ……そのため、今週末のロシアGPでアップグレード版のPUを投入するのは、理に適っているとも言える。
一方で、アメリカGPまでそのアップグレード投入を先送りすることもできる。なぜならこのアメリカGPには、トロロッソも車体にアップデートを投入予定であり、相乗効果を期待することもできる。
またパワーユニットのアップグレードは、通常ならば各コンポーネントを変更する形で投入される。しかしながら、補助的なパーツを導入することで、効率や軽量化を追求することもできる。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、ホンダの大規模な設備とその豊富なリソースを賞賛。来季に向けた期待感を語っていた。
マクラーレンのパートナーとして2015年にF1に復帰して以来、ホンダはパフォーマンス面でも、信頼性の面でも、満足いく性能を発揮できていなかった。しかしながら今季トロロッソとの戦いでは、その両面が大幅に改善。これがレッドブルがルノーと袂を分かち、来季からホンダと組むことを決断させる上で重要な役割を果たした。
またバーレーンGPでは、ピエール・ガスリーが4位に入り、ホンダのF1復帰後最高位を更新した。
これらの前進は、ホンダが組織を改革した好影響だとも言われる。今季から田辺豊治がF1テクニカルディレクターに就任、浅木泰昭がパワーユニット開発責任者に就いた。
「我々は今年に向けて組織を変更し、サーキットでの作業と開発の役割をハッキリさせました」
そう山本部長は語る。
「ふたつの主要な構造があります。我々はその両方を強化し、田辺と浅木の両方に強いリーダーシップを持たせました」
「我々の施設も含め、以前よりも良い形になっています」
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