現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ランキング4位を目指すルノーF1。サインツ、”活気付いた”フォースインディアを警戒

ここから本文です

ランキング4位を目指すルノーF1。サインツ、”活気付いた”フォースインディアを警戒

掲載 更新
ランキング4位を目指すルノーF1。サインツ、”活気付いた”フォースインディアを警戒

 ルノーのカルロス・サインツJr.は、シンガポールGPでルノーを上回る予選パフォーマンスを発揮したフォースインディアについて、コンストラクターズランキングで4位を獲得するためには彼らを警戒しなけばならないと考えている。


 コンストラクターズランキング4位と、F1に対して影響力を持つストラテジーグループの席の確保を目指すルノーは、シンガポールGPを終えた時点で91ポイントを獲得している。対してハースは76ポイント、マクラーレンは58ポイントだ。

キミ・ライコネンが現役続行とザウバー移籍を決断したのはなぜか? その舞台裏をマネージャーが明かす

 ライバルの一角であるフォースインディアはサマーブレイク前に破産申請を行い、新たにレーシングポイント・フォースインディアとしてエントリーを行ったため、ハンガリーGPまでに獲得したコンストラクターズポイントを放棄した。しかしそれにもかかわらずベルギーGPからの3レースで、すでに32ポイントを獲得している。


 もし前戦シンガポールGPでセルジオ・ペレスとエステバン・オコンが接触しなければ、フォースインディアは多くのポイントを獲得し、ルノーとのポイント差を縮めていただろう。

 サインツJr.はmotorsport.comに対し、「僕たちの目標はコンストラクターズランキングで4位を獲得することだ。もし彼らのコンストラクターズポイントがリセットされなかったら、純粋なパフォーマンスだけで彼らは僕たちの前を行っていただろう」と語った。

「フォースインディアには注意する必要がある。お金などのあらゆるものを手にすれば、シーズンの後半に彼らは活気付き始めるだろう」

「シンガポールのようなトラックでは、僕たちは彼らよりも速いと期待していた。でも(予選では)僕らの方が後ろだった」

 フォースインディアはシーズン序盤に財政的な問題を抱えていたせいで、研究開発が妨げられていた。また、チームが新しいパーツを作るために外部業者に発注したことも、パフォーマンスに多くの影響を与えた。サプライヤーへの未払いによって、エンジニアの持つアイデアの多くが実現されずにいたのだ。

 ローレンス・ストロールの率いるコンソーシアムがフォースインディアを買収して以降、新生フォースインディアは長い間停滞していた開発計画を実行に移し始めた。シンガポールでは新パーツを導入し、予選ではペレスもオコンもルノーを上回った。

 一方でルノーのアップデートは、フォースインディアの状況とは異なっている。彼らはシーズン終盤にシャシーのアップデートを投入する予定はなく、すでに2019年のマシン開発を始めることを選択している。

 シンガポールで導入したような新しいバージボードなどの開発は、ドライバーの望んでいたパフォーマンス向上には繋がらなかった。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、「(効果は)いくらか感じたが、それでは十分ではない」と話した。

「僕たちはもっとパフォーマンスの向上を望んでいる」

 またサインツJr.は、次のように述べた。

「僕たちのマシンは、低速コーナーで競争力を発揮する」

「かなりのグリップ力を生み出して、低速時のパフォーマンスを良くしている。だけど縁石やバンプの上では、他のチームと比較できる次元に到達していない。僕たちはその改善を続けるけど、それがまだ一番の課題だ」

「作業の大部分を占めるのがエンジンだ。(PUを交換するとペナルティを受けるので)僕たちはスペックBを使い続けている。今シーズンの間に他のチームは大きく前進しているが、僕たちはそれができていない」

「ランキング4位を獲得するためにすべてを注ぎ込むつもりだ。シーズン後半戦はタフな戦いになるだろう」

こんな記事も読まれています

W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
AUTOSPORT web
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
AUTOSPORT web
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
AUTOSPORT web
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
motorsport.com 日本版
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
V12エンジン×MT搭載! 新型「“2ドア”スポーツカー」初公開! レトロ風デザイン採用の「スーパーキャット」英で発表
くるまのニュース
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
[15秒でわかる]BMW『M4 CS』新型...550hpで0-100km/h加速は3.4秒
レスポンス
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
フィアット「500」のエンジンルームに飛び散るオイル…ステージ別に走って分かったこととは?【週刊チンクエチェントVol.36】
Auto Messe Web
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
シャンデリアに毛足の長いカーペット! バブルの申し子「サロンバス」がいまデコトラ乗りたちの手で復活していた
WEB CARTOP
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
俳優・押田岳の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.7 ホンダ ドリームCB750 FOUR
GQ JAPAN
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
アバルト「F595C 2nd エディション」発売 MT×電動ソフトトップ仕様の限定車
グーネット
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
日産の新型「エルグランド」登場!? まさかの“エクストレイル顔”&アリアライト採用! 斬新なSUVスタイルの「グラシア」に称賛の声
くるまのニュース
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
【MotoGP】マルケス、ファクトリー昇格に障害は無い? ドゥカティのモンエナと競合のレッドブルを『切る』覚悟アリと示唆
motorsport.com 日本版
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
最高峰SUV『マイバッハ GLS』さらに大規模改良!? ハイパースクリーン搭載、PHEV投入に注目
レスポンス
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
新型「フリード」をカスタムしよう!ホンダが純正アクセサリーを先行公開!
グーネット
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
KINTO あの“ラグジュアリームーバー”が満を持して登場!「LM」がラインアップ追加
グーネット
ロールス・ロイスの賜物か──新型BMW X7 xDrive 40d エクセレンス試乗記
ロールス・ロイスの賜物か──新型BMW X7 xDrive 40d エクセレンス試乗記
GQ JAPAN
東九州道の4車線化「2024年度内」は困難 一部区間で工事に遅れ その原因は?
東九州道の4車線化「2024年度内」は困難 一部区間で工事に遅れ その原因は?
乗りものニュース
Jujuも実践、レーシングドライバーに欠かせない“見る力”を鍛える! 「ドライビングビジョントレーニング」のサービス開始へ
Jujuも実践、レーシングドライバーに欠かせない“見る力”を鍛える! 「ドライビングビジョントレーニング」のサービス開始へ
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村