ドゥカティのホルヘ・ロレンソは、アラゴンGP決勝をポールポジションからスタートしたものの、1コーナーで転倒を喫した。彼は、このクラッシュがマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)のせいだと考えている。
スタートでまずまずの蹴り出しを見せたロレンソは、左コーナーの1コーナーに向けてアウト側からアプローチした。
MotoGPアラゴン決勝:マルケスが逆転優勝! ドヴィツィオーゾとの一騎打ち制して今季6勝目。中上は12位
これに対し3番グリッドからスタートしたマルケスは、ロレンソのイン側から1コーナーにアプローチしたが、コーナー出口で膨らんでしまった。
マルケスがロレンソの前を塞ぐような形となってしまった影響があったのか、ロレンソはハイサイドを起こし転倒。右足つま先の脱臼と右足の第2中足骨を骨折してしまった。これにより、2週間後のタイGPに参戦できるかどうかは分からない状態だ。
ロレンソは、来年チームメイトとなるマルケスがインシデントの直接の原因だとコメントした。
「客観的に見て、僕はオーバースピードで進入しバイクを倒しすぎてしまった。ワイドになってしまい、コースの汚れた部分にのってしまった。それがクラッシュした理由だ」
「僕はこれまでの7年間アラゴンでやってきたように、通常のラインで1コーナーに入って行った。しかしマルクがイン側に飛び込むのが見えた。とても攻撃的だった。彼はグリーン(コース外側のペイント部分)のところまで行ったので、コーナーを曲がれていなかった」
「そして僕がそこにいるということを確認した彼は、僕に抜かれないようにした。だから僕はコースの汚れた部分まで行く以外の選択肢はなかった」
「僕たちはとてもワイドになってしまい、すでに他のライダーも来ていた。5つや6つもポジションを落としたくなければ、スロットルを開けなければならなかった」
「(前戦)ミサノでのクラッシュは完全に僕のせいだったが、今回はマルクが僕のレースと足を破壊した。僕が勝つ大きなチャンスがあったレースだし、タイのレースもおそらくダメだろう」
インシデントのリプレイを見たロレンソは、さらに腹を立てたようだ。
「マルクは分かっていたんだ。彼は僕にスペースを残していなかった」
「彼が過去にいくつかのレースでやっていたように、僕をブロックしたんだ。僕にはクラッシュするか、コース外に出る以外の選択肢はなかった」
「彼は僕がコーナーに入って行くのを望んでおらず、僕自身のことは気にもしていなかった。違うか?」
「コーナー出口のことは考えずにブレーキをすごく遅らせ、コーナーに入って行っただけだ。僕のラインのことは忘れていたんだ」
インシデントについてマルケスは、レース終盤にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と繰り広げたバトルを比較しながら次のように語った。
「僕は(ロレンソの)クラッシュを見ていないし、ピットボードもロレンソがリタイアしたことを伝えてはこなかった」
「最初のコーナーは、かなりハイスピードで進入しスライドした。ドヴィツィオーゾとあたり僕がグリーンのところまで行った時と同じく、ワイドになってしまった」
「それがこのトラックの危険なところだ。トラックの汚れた部分に行くと、簡単にクラッシュしてしまう」
「それはレーシングインシデントだった。だけどスタート直後、アドレナリン全開の状態で汚れた部分にのってしまったら、スロットルを早く開けすぎないようにする必要がある」
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