先日行われたF1シンガポールGP。このグランプリには、ハイパーソフト、ウルトラソフト、ソフトの3種類のタイヤが持ち込まれた。このうち、ハイパーソフトは圧倒的なパフォーマンスを発揮し、予選で驚異的なコースレコードを樹立するのを後押しした。しかしその一方、レースではデグラデーション(性能劣化)が激しく、各ドライバーがそのマネジメントに苦労した。
ピレリのカーレーシング責任者であるマリオ・イゾラは、シンガポールのようにタイヤをマネジメントするのに苦しむような状況は良くないことであると認識しており、問題を解決するために何ができるのか、話し合いをすることを求めている。
ホンダへの”信頼”を語るフェルスタッペン。「予算も今の何倍も多いし、何より本当に勝ちたがっている」
「これは、我々が議論すべきものだ。なぜなら今年の経験とデータから、チームのアプローチについてより良い解決策を見い出せるようになったからだ」
現状について尋ねられたイゾラは、motorsport.comにそう語った。
「将来に向け、どちらが正しい方向性なのかを理解するのは、良いことだ」
「我々の理解を助けること、そして来年の状況を改善することは、すべて考慮すべき事柄だ」
「現時点では、解決策を持っていない。しかし何が起きたのかを学ぶのは、重要なことだ。後ろを振り返ることなく、前に進むことなどできない」
イゾラ曰く、最も柔らかいタイヤについては、”速さ”という面でのメリットと、”デグラデーション”というデメリットのバランスを、常にとっていかなければならないと語る。
「データを注意深く分析する必要がある。なぜなら、タイヤを柔らかくしていけば、多くのデグラデーションを伴うというリスクがあるからだ。そしてその唯一の結果は、よりタイヤを労らなければならないということになる」
そうイゾラは語る。
「それは、評価する必要のあることだ」
「今年、我々はハイパーソフトタイヤについてかなり挑戦的だった。そして、それは(シンガポール以外の)他のサーキットでも同様だった。そして、彼ら(ドライバーたち)はデグラデーションを管理しなければならず、ペースが正しいレベルではなかったレースもいくつかあった」
F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、この状況が非常に複雑であると認める。そしてFIAも、今後の改善に向けた議論に関与する可能性が高いと語った。
「これは本当に大きなテーマだ」
そうホワイティングは語った。
「速く走れるタイヤは、皆が求めるものだ。誰もが究極のパフォーマンスを求めている。しかしそれは、コースの路面によるところが大きい」
「非常に複雑な問題だ。なぜなら、我々にはしっかりと解決すべきことがあるからだ。これについては、ピレリと議論しなければならない。レースやタイヤにとって最高の路面とは何か、それを解決する必要があるのだ。そして、タイヤをコースに合わせようとする……しかし、それは非常に、非常に難しいことなのだ」
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