ウイリアムズのテクニカルチーフを務めるパディ・ロウは、ポイント付与の対象をトップ10から拡大するという変更案を支持しているようだ。
F1経営陣は、2021年に技術規則が大きく変更されるのに合わせて、競技規則についても変更する可能性を模索している。
F1、ポイントシステム変更を検討。ポイント獲得対象が全車に拡大も?
そのひとつが、ポイントシステムの変更だ。現在はトップ10までにポイントが与えられているが、メルセデスやフェラーリ、レッドブルによってそのうちのトップ6までが独占されている状態のため、トップ10圏外のバトルにも意味を持たせるべく、ポイントを与える対象を拡大することを検討しているのだ。
また、トラブルによって出遅れたドライバーにもレースを走る意味が生まれる。今年のベルギーGPでは、ダニエル・リカルド(レッドブル)がオープニングラップの多重クラッシュに巻き込まれ、リヤウイングを損傷。これを交換し走行を再開したが、2周遅れでポイント獲得が絶望的だったため、レース前半でリタイアを決めた。
今季のウイリアムズはパフォーマンスに苦しんでおり、ランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンは完走率こそ高いものの、そのポジションは12位~17位といった位置が多く、これまで計7ポイント獲得のコンストラクターズランキング最下位となっている。
「ポイントシステムを変更するという、FOMの提案のことを実際に考えている」と、ロウはmotorsport.comに語った。
「私はそれがかなりポジティブに受け取られたと考えている。F1というスポーツが発展する一方で、F1のポイントシステムは釣り合いが取れていないと思う」
「上位15台、あるいは20台全てにポイントが与えられるのが良いだろう」
ロウは、ポイント付与の対象が増えることでサーキットに帯同するスタッフだけでなく、のモチベーションにつながると話した。
「我々が今年達成していることのひとつは、ライバルたちよりもはるかに信頼性を発揮し、2台のマシンがフィニッシュしているということだ。だがそれに対する報酬は得られていない」
「そのマシンが速いか遅いかによらず、チームは長い時間をかけてそれが故障していないかどうかを確認しなければならない。しかしそれで何かが得られるわけではないんだ」
「私は、(ポイントシステムの変更が)みんなの励みになると思う。サーキットにいる人々だけでなく、チームの拠点にいる何百人ものスタッフにとってもだ。難しい仕事だが、そういったポイントが人々のモチベーションのつながるのではないかと思う」
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