創設から4シーズン目が終わり、今年の12月には第5シーズンが開幕するフォーミュラE。その関心は、ファンと自動車メーカーの両方において高まっている。その理由は、将来の市販自動車の技術開発と、フォーミュラEに使われている技術が非常に近いと考えられているからだ。
F1も市販車技術へのフィードバックの必要性から、将来完全電動にすることを検討しなければならないのではないかと言われ始めている。しかし、フォーミュラEはFIAとの間に”電気自動車によるシングルシーターのレース”を行う独占的な契約を2039年まで結んでおり、状況は複雑である。
F1”完全電化”は実現不可能!? フォーミュラEのCEOが独占権を主張
この状況についてFIA会長のジャン・トッドは、F1が完全電動化すると考えるのは間違いだと語る。
「フォーミュラEのプロモーターとの間に、ある程度の年数にわたって、シングルシーター(電動自動車のレースの開催)の独占契約を結んでいるのは事実である。しかし、将来的にF1が電動化すると言うのはナンセンスだろう」
「そういうことが起きることはない。単純に、それをすることはできないのだ。我々は完全に異なる、ふたつのカテゴリーについて話をしている」
F1とフォーミュラEは、それぞれ異なる魅力を持っている。その一方で、例えば現在のフォーミュラEはトップスピードが低く、その要素はF1には適していないと、トッド会長は主張する。
「フォーミュラEはF1のパフォーマンスを持っていない」
そうトッド会長は語る。
「現時点では、あるひとつの理由から、フォーミュラEは都市で行われている。なぜなら、例えばモンツァのような(高速の)サーキットでフォーミュラEを行うことには、(最高速が劣るために)何の関心もないだろう。我々はふたつの異なるカテゴリーについて話をしているのだ」
「フォーミュラEとF1を比較するのは、完全に誤った判断だろう。F1は十分に確立されたカテゴリーだ。私は、フォーミュラEはFIAの赤ちゃんだと言い続けている。だから、まだ学ぶべきことがたくさんあるのだ。しかし、とても良く成長しているとも言える」
「フォーミュラEは4年前にスタートした。当時は45分のレースを行うためには、2台のマシンが必要だった。しかしついに、今年の末には1台のマシンでレースを行うことができるようになる」
「このことは、モータースポーツがただのショーだけではなく、どのように”実験室”になれるかということを示している。しかし、ふたつのカテゴリーを比較することで時間を失うのは、つまらないことだ」
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