マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、来季のラインアップ候補からエステバン・オコンが外れた理由について、オコンがメルセデスと強力な関係を築いていることが障壁となったと明かした。
現フォースインディアのオコンは、当初来季マクラーレンのドライバーとなる有力候補のひとりだった。しかしオコンは、ルノーへの移籍を目指したため、マクラーレンとの交渉は沈静化することとなった。しかし、ルノーはダニエル・リカルド(現レッドブル)を獲得することを決めたため、オコンがルノー入りする可能性は潰えた。
マクラーレン「来年ノリスを起用しなければ、トロロッソに引き抜かれる可能性があった」
オコンは長期にわたってメルセデスの育成プログラムの一員として育ってきたドライバーである。オコンの将来のキャリアを見据えたメルセデスは、再びマクラーレンにオコンを押し込もうとした。しかしマクラーレン側は、メーカーとの強力な関係を有するオコンは、チームが求めるような人材ではないと感じるようになったという。
そのため最終的にマクラーレンは、自らの育成ドライバーであるランド・ノリスを起用することを決断。ルーキーであるというリスクはあるものの、長期的に見れば、その方がより良い選択だと考えたようだ。
「最終的には、我々は自分たちのドライバーが欲しかったんだと思う。ランドは、我々が欲したドライバーだ」
そうブラウンは語る。
「エステバンは、我々が非常に高く評価しているドライバーのひとりだ。そしてドライバーを選ぶ時は、長期的な契約ができるドライバーを探す。他のメーカーとの関係があれば、それは間違った選択だと思う」
「願わくば、エステバンが乗れるといいと思う。もし彼がどこにいたとしても、彼はF1を戦うに値するドライバーだから」
「しかし、そういうドライバーを抱えているメーカーがいて、我々がそのメーカーではなかった場合には、それはネガティブなことになる。ドライバーと契約するにあたっては5年、もしくは10年という視点を持つことを望んでいるのだ」
マクラーレンは、ノリスの成長を数年前からサポートしてきた。
「私はマクラーレンに来る前から、そして彼がマクラーレンの一員になる前から、ランドのことを見てきた」
そうブラウンは語る。
「このチームに加入した最初の日から、何をするかということについては、株主との間で明確になっている。そしてこのスポーツやビジネスにおいて、このような類いの関係を持つのは、私が初めてではないと思う」
「私はどのような交渉でも対立していないし、ここでかなりリラックスできている。彼はメリットを感じているからここにいる。もし彼がここにいなければ、どこか別のF1チームにいるだろう」
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