アビンティア・ドゥカティのティト・ラバトは、MotoGP第12戦イギリスGPの予選で転倒し、さらには後続の転倒車とも接触し、すぐさま病院へ搬送され外科手術を受けた。手術は無事に終了したが、右足を複数箇所骨折し、決勝レースの欠場が決まった。
予選前に行われたFP4の途中から雨が強まり、ターン7”ストウ・コーナー”で転倒するマシンが続出する中、ラバトはセッション終了間近にここで転倒。さらに、彼の後に転倒したフランコ・モルビデリ(マルクVDS)のバイクが、ラバトに直撃してしまったのだ。
MotoGPクラスのレース開始を前倒し。雨を避け日本時間19時半スタート
その後ラバトはヘリコプターでコヴェントリー大学病院へ搬送された。検査の結果、右脚の大腿骨、腓骨、脛骨などを骨折していたことが明らかになった。
これにより、ラバトはすでに決勝レースの欠場が決まっている。またアビンティア・ドゥカティのリリースによれば、彼は母国スペインに戻る前に、土曜日の夜に”緊急外科手術”を受けることになっていた。
ターン7では、ラバトよりも前にアレックス・リンス(スズキ)が転倒していた。バイクの制御を失い、自らバイクから飛び降りたリンスは、その場で大きく手を振って後続のバイクに注意を促していた。
そのためリンスはラバトのインシデントを一部始終目撃しており、次のように説明した。
「今日起こったことは信じられない。あれを説明する言葉がない」
「僕はピットを出た後、ハンガー・ストレートでコース上の水量が多いことに気がついた。赤旗になるだろうと思っていた」
「だけど赤旗が出なかったので、ウエットコンディションの中でフィーリングを改善しようと走行を続けた」
「その次のラップでは、ストレートを半分ほど走ったところでアクセルを緩めてブレーキをかけようとした時に、タイヤがロックしてしまい徐々にウォールが近づいてきた。だから僕はバイクから飛び降りたんだ」
「その後そこでティトを見た。彼は仰向けになっていた。僕は彼に向かって叫んでジェスチャーをしたのだけど、彼は動くことができなかった」
「モルビデリがコントロールを失っているのも見た。僕には、彼のバイクがラバトの足にぶつかるのを防ぐことも、彼(ラバト)が2、3メートル投げ出されるのを防ぐこともできなかった。恐ろしい衝撃だった」
アビンティア・ドゥカティのツイッターによると、ラバトの手術は無事に終了し、彼は日曜日まで入院することになるという。
なお、MotoGPクラスの決勝レースのスタート時刻が前倒しされることがすでに発表されており、現地時間11時半、日本時間では19時半に変更になっている。
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