今季のヤマハは未だバイクの電子制御の問題を解決できていないが、バレンティーノ・ロッシはその性格や豊富な経験を、問題に対処する上で役立てているという。
電子制御の問題により、加速の面でライバルに対して遅れをとってしまっているヤマハ。オーストリアGPでも優勝できず、未勝利期間は22レースまで伸びてしまった。
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優勝こそないものの、レースでは安定した結果を残しているロッシは、現時点でランキング2位につけている。しかしバイクが抱える問題が解決に近づいているわけではなく、ロッシはオーストリアGPで今季初めて予選Q1から出走し、Q2に進出することができなかった。
14番手からスタートしたロッシは6位でフィニッシュ。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との接触で転倒を喫したアルゼンチンGPを除けば、今季初めてトップ5に入れなかった。
一方チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、11番グリッドから12位。ランキングでもロッシと29ポイント差のランキング5位となっている。
なぜチームメイトよりもうまくバイクを扱えているのかと訊かれると、ロッシは自分の経験と性格が理由だと話した。
「僕にとっては、経験の問題だ。僕はキャリアの中でたくさん、悪い時期を過ごしてきた。マーベリックよりも多くね。彼は僕よりもかなり若いから」
「だけど、性格の問題もあると思う」
しかしロッシは、バイクが改善されれば、ビニャーレスが再び勝つことができるようになると考えている。
「バイクが改善されれば、マーベリックは次のレースにでも勝つことができると確信している」とロッシは付け加えた。
「彼は何も失っていない。彼が何かを出来なくなったわけではないんだ。彼にはもっと良いバイクが必要だ。そうすれば次のフリー走行からでも彼は競争力を発揮できる」
ロッシは、オーストリアでトップ4に敵うペースがなかったことを認めたが、2016年のオーストラリアGP以来最悪のグリッドからスタートし、バトルを楽しんだという。
「今週末、僕たちはかなり苦しんでいたし、簡単ではなかった。だが、レース終盤には多くのオーバーテイクをし、誰も僕を追い越さなかったので、楽しかった」
「もう少し前からスタートできれば、トップ5をかけて(プラマックのダニーロ)ペトルッチと戦うこともできた。残念ながら(4番手を走っていたLCRホンダのカル)クラッチローは離れていたし、彼らは僕より速かった。だけどそれは、トラックに大きく依存していると思う」
「(次の2レースが行われる)シルバーストンやミサノのような、いくつかのトラックではおそらくそれほど苦労はしないだろう」
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