MotoGP第11戦オーストリアGPのMoto2クラス決勝が行われ、フランチェスコ・バニャイヤが優勝を果たした。
ポールポジションからスタートしたのは、フランチェスコ・バニャイヤ(SKY Racing Team VR46)。そのバニャイヤは後続を牽制しながら絶好のスタートを決める。しかしそれ以上のスタートを決めたのは、Red Bull KTM Ajoのミゲル・オリベイラ。オリベイラはすでにお家芸の様になった抜群のスタートを決め、一気に首位に立ち、そのまま先頭で1周目を完了した。
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バニャイヤは蹴り出しこそ良かったもののその後の加速が鈍かった。そしてターン1でファビオ・クアッタハッホ((+)Ego - Speed Up Racing)と接触。クアッタハッホはコース外に弾き出される形で、大きく順位を落とした。またバニャイヤはコースオフこそ逃れたものの、ホルヘ・ナヴァッロ(Federal Oil Gresini Moto2)に抜かれ、3番手で1周目を終えた。
また、20番手スタートだったジョアン・ミル(EG 0,0 Marc VDS)は、1周目に13台抜き! 7番手まで浮上してみせた。
2周目にはシモーネ・コルシ(Tasca Racing Scuderia Moto2)、オウグスト・フェルナンデス(Pons HP40)、ロレンツォ・バルダッサーリ(Pons HP40)が接触する多重事故が発生。リタイアすることとなった。
5周目、バニャイヤがついにナヴァッロを交わして2番手に浮上。しかしオリベイラとの差は1秒まで広がっていた。
バニャイヤはペースを上げてオリベイラへの接近を狙うが、オリベイラもこれに反応して差をキープしていく。そんな中でもバニャイヤは徐々に差を縮めていき、残り12周という時点でほぼ真後ろについた。
3番手は、マティア・パッシーニ(Italtrans Racing Team)、アレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)の3台によって争われた。しかしマリーニにはトラックリミット違反のために1ポジションダウンの指示が飛ぶも、マルケスを抜いて4番手に上がってしまう。ピットからの指示がようやく届いたのか、マルケスにポジションを戻したが、もうひとつポジションを落とさなければならないはず……しかしそんな素振りも見せず、再びマルケスを抜くことになった。またマリーニはパッシーニも抜いて3番手浮上……ペナルティの裁定結果が気になるところだ。
残り6周、先頭のオリベイラがスパートし、バニャイヤを振り切ろうとする。しかしバニャイヤもこれに反応して必死に食らい付くが、抜くところまではいかない。
しかし翌周、バニャイヤがオリベイラを抜き首位に立つ。しかしオリベイラがすぐに抜き返し、ポジション変わらず……大激戦となっていく。
残り2周のターン9でバニャイヤが仕掛けるも、オリベイラはこれを阻止。そしてテール・トゥ・ノーズの状態で最終ラップに入っていく。最終ラップでも、やはりターン9でバニャイヤが前に出る。しかしオリベイラはクロスラインをかけ、再び首位に。しかし最終ターン10でバニャイヤが再度クロスラインをかけ、若干オリベイラを弾き出す形となり……結局バニャイヤがそのままトップチェッカーを受けた。オリベイラが2位に入った。
3位を手にしたのはマリーニだった。マリーニは4番手で最終コーナーに入ったが、その直前3番手を走っていたマルケスがまさかの転倒……チェッカー寸前で3戦連続の表彰台を手にした。パッシーニが4位、ナヴァッロが5位だった。
長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)は終盤順位を上げ、15位に入賞してポイントを手にした。
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