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90度コーナーは必見! 次代を担う福住仁嶺&野左根航汰、もてぎ2&4で狙うは”勝利”のみ

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90度コーナーは必見! 次代を担う福住仁嶺&野左根航汰、もてぎ2&4で狙うは”勝利”のみ

 8月18日、19日にツインリンクもてぎで開催される「もてぎ2&4レース」に参戦する福住仁嶺(スーパーフォーミュラ/TEAM MUGEN)と野左根航汰(全日本ロードレースJSB1000/YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が、大会の見どころや注目ポイント、レースへの意気込みを語った。

 数年前から8月のツインリンクもてぎのビックイベントとして開催されている「もてぎ2&4レース」。4輪の国内最高峰レースのひとつであるスーパーフォーミュラと2輪の最高峰クラスである全日本ロードレース選手権JSB1000クラスのレースを同時に観られるのに加え、夏休み期間中ということもあり毎年多くのファンが訪れる。

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 今回も多くのファンで賑わうことが予想されるもてぎ2&4レースだが、その見どころを福住と野左根に訊いた。

 2人ともツインリンクもてぎは思い出深いコースとのこと。特に昨年からYAMAHA FACTORY RACING TEAMに加入した野左根は2回開催されたツインリンクもてぎラウンドで連勝。自身のJSB1000初優勝も、この地だった。

「ツインリンクもてぎは何より初優勝したコースでもありましたし、昨年はもてぎでのレースが2回あって2連勝できました」

 そう野左根は語る。

「また10月のMotoGPでも代役という形ですが参戦できました。やっぱりMotoGPでもてぎを走れたというのが良かったです。予選で怪我をして決勝の結果はあまり良くなかったですけど、それまではうまく戦えたところもありましたし、すごく印象深いレースでした」

 一方、今年はFIA F2とスーパーフォーミュラに参戦している福住。彼がもてぎを走るのは2015年の全日本F3以来となるが、そこで結果を残せたことが今に繋がっていると語った。

「F3でも唯一勝ったコースがここです。あの年はけっこう辛かったこともありましたが、もてぎで勝てたことで新たなチャンスを得て、GP3に行けました。そのきっかけを作ってくれたコースでもあります」

 そんな2人に今回のもてぎ戦でお勧めの観戦ポイントについて訊くと、揃って「90度コーナー」と回答。コース後半にある下り坂のダウンヒルストエートエンドにある直角コーナーだ。ここがレースでの勝敗を分ける重要なポイントであると同時に、観戦するファンにとっても見応えがある場所だという。

「90度コーナーが一番見応えがあるんじゃないのかなと思います。僕たちのバイクレースの方でも、その先のビクトリーコーナーで抜くのは難しくて、90度コーナーで(勝負が)決まってしまうことが多いです。いかにストレートスピードを乗せてブレーキング勝負で前に出るかという部分が、見ていて面白いかなと思います」(野左根)

「僕もほぼ一緒の意見ですね。最終ラップまで(バトルが)もつれていると、90度コーナーで勝負が決まっちゃいます。SFのクルマはカーボンブレーキを使用していて、ものすごい勢いで止まるので、90度コーナーのブレーキングを観るだけでも迫力があると思います。オーバーテイクという部分でも、ここが一番のポイントになります」(福住)

 そして、2人とも今シーズン後半戦で流れを変えていく意味でも、このもてぎ戦を重要視しているとのこと。意気込みを訊くと、福住は「ポールポジション、優勝です」と即答。特に“予選最速”の座を狙いたいと語った。

「みんなフルプッシュでくるので、なかなか周りをぶっちぎることはできないと思います。でも久しぶりにSFに乗って、どんな状況であろうと前にいるということが重要だと思うので、短いフリー走行のセッションの中で、どれだけクルマのフィーリングを取り戻して、予選でどれだけ前に行けるかがカギになると思います」

「レースで勝つのも大事ですけど、予選でポールを獲りたいという気持ちがすごくあります。だから、この前の鈴鹿も(僅差で負けて)もの凄く悔しかったです」

「もてぎでは、最低でもホンダ勢の中でトップでいなきゃいけないと思いますし、結果を残すためには速さが本当に大事なので、そこを意識して頑張っていきたいなと思います」

 一方の野左根も、昨年2連勝したツインリンクもてぎで今季初優勝を狙っている。そのためには、今シーズン頭一つ抜けるパフォーマンスをみせている中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、そして高橋巧(Team HRC)の2人に競り勝つ必要があると語った。

「もてぎは昨年2勝できている相性の良いコースですが、今年は中須賀克行選手と高橋巧選手がすごく強いです。その流れは今回も同じだと思いますが、なんとか打ち負かせるようにしないといけないかなと思っています。SUGOで2レースやって、両方とも3位でした。2人に完全に負けている状況なので、どうにかして今回は勝てるように頑張らないといけないなと思っています」

「ぶっちぎることはできないと思いますし、苦しいバトルになると思いますが、なんとかして最後は自分が1位でゴールできるようにしたいです」

 福住と野左根が出走する『もてぎ2&4レース』は、8月18日(土)と19日(日)に、ツインリンクもてぎで行われる。

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