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スポーツ 2018.8.9

MotoGPオーストリアGPプレビュー:ドゥカティが得意とする地で2戦連続ワン・ツーなるか?

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 今週末、オーストリアのレッドブル・リンクでMotoGP第11戦オーストリアGPが開催される。オーストリアGPは2016年に復活したグランプリ。舞台となるレッドブル・リンクは、1969年にオーストリアの第2の都市グラーツから北西に約100キロメートルに位置するシュピールベルクの緑美しい丘に建設されたエステルライヒリンクを起源とする。

 オーストリアGPは1971年から1994年までザルツブルクリンクで開催されたが、エステルライヒリンクがコースの大幅な改修(距離の短縮、レイアウト変更)を受けてA1リンクに生まれ変わった後、1996年と1997年の2度、A1リンクが世界GPの舞台となり、当時の500cc、250cc、125ccと2ストロークマシンによる3クラスで開催された。しかし、その後、オーストリアでの世界グランプリ開催は途絶えてしまう。

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 1990年代後半から、オーストリアを拠点とするエナジードリンクメーカーのレッドブルは急速にモータースポーツへのスポンサー活動を強化。2003年にはオーストリアのバイクメーカー、KTMがロードレースに進出するなど、オーストリア企業のレース熱は高まっていたが、オーストリアGPの復活には時間がかかった。

 レッドブルは2004年にA1リンクを買収し、再開発を手掛けようとしたものの、騒音問題などより、地元の環境保護団体からの反発を受けて計画が一時頓挫。その後、しばらくA1リンクは放置され、廃墟と化してしまったが、レッドブルは2010年にA1リンクを再建することを決定すると同時に名称をレッドブル・リンクに改めることを発表、2011年にはリニューアルオープンにこぎつけた。そして、F1を始めとする4輪レース、2輪ではドイツ選手権のオーストリアラウンドとしての開催などで実績を積み、2016年にオーストリアGPが復活した。

 レッドブル・リンクは時計回りの全長4.318km、右コーナー7、左コーナー3という構成の中高速サーキット。丘陵地帯に作られたコースのため、1コーナーは上り坂の右コーナーで、その後、高速で駆け抜けるゆるやかな上りが続き、上り切った3コーナーがコースの最高地点となる。右コーナーの3コーナーはエステルライヒリンク時代のバックストレートの中間地点に当たり、タイトな右3コーナーを曲がると、下りセクションとなり、右左と中速コーナーが連続、途中短いストレートを挟んで、最終コーナーへとつながる。

 昨年のMotoGPクラスの決勝では、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とマルク・マルケス(ホンダ)が最終ラップまで接戦のバトルを展開、最終コーナーの進入でマルケスが前に出るが、突っ込み過ぎでラインがワイドに。クロスラインで立ち上がったドヴィツィオーゾが0.176秒の僅差で優勝した。マルケスは2位、ダニ・ペドロサ(ホンダ)が3位に入賞。

 Moto2クラスではフランコ・モルビデリ(カレックス)が優勝、2位にアレックス・マルケス(カレックス)、3位にトーマス・ルティ(カレックス)が入賞。

 Moto3クラスではジョアン・ミル(ホンダ)が優勝。ミルは2016年に続いて2連勝を飾った。2位にフィリップ・エッテル(KTM)、3位にホルヘ・マルティン(ホンダ)が入賞した。
 先週のチェコGPに続いて、今シーズン初の2連戦となるオーストリアGP。チェコGPではドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が2位に入賞し、ドゥカティが今季2度目のワン・ツー・フィニッシュを達成。好調の波に乗って、2年連続でドゥカティが優勝しているレッドブル・リンクに臨む。

 マルク・マルケス(ホンダ)はチェコGPでは3位に終わったものの、ランキングトップを堅持。ランキング2位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)との差を49ポイントに広げた。マルケスは昨年のオーストリアGPではポールポジションを獲得、決勝でも最後までドヴィツィオーゾと競り合い、2位に入賞している。

 ロッシはチェコGPでは序盤にトップ争いをリードしながらも遅れ、最終ラップの最終コーナーでカル・クラッチロー(ホンダ)を抜いて4位入賞。マルケスとのポイント差は46ポイントから49ポイントに広がったものの、最小限に留めた。レッドブル・リンクでは2016年に4位、2017年は7位。ロッシにとって優勝経験のないコースのひとつ。

 チェコGPで優勝したドヴィツィオーゾはロッシから19ポイント差のランキング3位に浮上。チェコGPで転倒し、今季初のノーポイントに終わったマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)はドヴィツィオーゾから4ポイント差のランキング4位に後退した。チェコGPで2位に入賞したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)もランキング5位に浮上。ビニャーレスとの差は4ポイントに縮まった。

 ランキング3位以下のポイントテーブルは僅差の接戦で、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)がロレンソから8ポイント差のランキング6位。ザルコはMoto2時代の2016年のオーストリアGPではポール・トゥ・ウインを達成、MotoGP1年目の昨年は5位に入賞している。

 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がザルコから3ポイント差のランキング7位、クラッチローがペトルッチから3ポイント差のランキング8位につける。レッドブル・リンクではペトルッチが2016年に11位、昨年はリタイア、クラッチローは2016年、2017年共に15位入賞に止まっている。

 2016年のオーストリアGPでMotoGPクラス初優勝となるポール・トゥ・ウインを飾った経験を持つアンドレア・イアンノーネ(スズキ)はランキング9位。スズキ1年目の昨年は11位に終わったが、2年目の今年は再びトップ争いに加わることができるかどうかに注目。ジャック・ミラー(ドゥカティ)がランキング10位、アレックス・リンス(スズキ)がランキング11位に続く。

 ダニ・ペドロサ(ホンダ)はランキング12位。ペドロサは昨年のオーストリアGPでは3位に入賞した経験を持つ。今レースでは今シーズン初表彰台獲得をねらう。

 中上貴晶(ホンダ)はランキング21位。前戦チェコGPではノーポイントに終わった。Moto2時代の2016年に7位、昨年は6位に入賞した経験を持つレッドブル・リンクで、フランスGP以来となる入賞圏内フィニッシュをめざす。

 なお、前戦チェコGPの決勝朝のウォームアップセッションで転倒負傷したポル・エスパルガロ(KTM)はKTMのホームレースとなる今レースを欠場することになった。ポル・エスパルガロは検査の結果、左鎖骨にヒビが入っていたが、手術は行なわない。チェコGP終了時点で首の痛みを訴え、腫れていたことから今週いっぱい入院して様子を見る見込み。また、ワイルドカード参戦を予定していたミカ・カリオ(KTM)も、ドイツGPで負傷した右膝の靭帯を損傷して手術を受けたことから今レースを欠場することになり、KTMはホームレースにブラッドリー・スミス(KTM)ひとり体制で臨むことになった。

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(AUTOSPORT web )

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