フォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、チームの所有権の問題がクリアになれば、すぐにでもマシンにアップデートをもたらすことができると語る。
ハンガリーGPの直前、フォースインディアは管財人の管理下に入った。そのため、すでにアップデートパーツの設計は完了していたものの、財政的な問題のため、マシンに投入することができなかった。
新チームを探すより、フォースインディアを守るべき……最新参ハースが主張
このことは、チームの戦い方に悪影響を与えることになった。そもそも、ハンガロリンクはフォースインディアのマシンにとって、得意とするような類いのサーキットではない。しかしそれでも、エステバン・オコンとセルジオ・ペレスは、13位と14位という今季最悪の結果に終わった。
このレースの後、サフナウアーはmotorsport.comに対し、現在チームを悩ませている所有権の問題が解決し、新オーナーからの資金が注入されれば、すぐにでもマシンにアップデートを投入できるはずだと語った。
「13位と14位でフィニッシュするということは、素晴らしいことではない」
そうサフナウアーは語った。
「それほど大きく遅れていたわけじゃない。おそらく、中団勢の一部から、0.2~0.3秒遅れだったはずだ」
「しかし、実際にはそれほどのペースはなかった。我々は、さらにいくつかのアップデートを投入しなければならない。その後で速くなり、そのくらいのペースで走れるようになるはずだ」
「すでにデザインは完了している。単にサプライヤーにツールの組み立てを始めさせ、マシンのパーツを作るだけなんだ」
「ひと晩でできるようなことではない。しかし、その計画を実行することはできると思う」
「我々のチームは、良いアップデートを投入できるはずだ。うまくいけば、非常に重要なアップデートになる。ただ、それは時間だけが知っているんだ」
昨年、一昨年とコンストラクターズランキング4位で終えたフォースインディア。今季は前述のように財政的な苦境に立たされているものの、現時点でチームはコンストラクターズランキング6位につけている。なおランキング5位のハースとの差はわずか7ポイント、ランキング4位のルノーは、23ポイント先行している。
一方でランキング7位のマクラーレンは、フォースインディアの後方7ポイントのところに迫っている。つまり、今後の進歩が妨げられることとなれば、ランキングで簡単に逆転されてしまう可能性があるということを意味している。
フォースインディアのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンは、チームはまだ、ランキング4位を争うことができるはずと語ったものの、その一方でやはりアップグレードが必要不可欠であると語っていた。
「グリッド上のいくつかのチームは、ポジションを毎戦のように入れ替え、交互にポイントを獲得するような位置にいる」
そうグリーンは語った。
「つまり軍拡競争のようなモノだ。新しいモノを持ち込むことができれば、マシンを速くすることができ、前に進むことができる」
「一方で新しいモノをマシンに投入できなければ、後退するということを意味する。なぜなら、皆が同じようなポジションにいるからだ」
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