富士スピードウェイで8月5日に行われた、スーパーGT第5戦富士の決勝レース。GT300クラスはARTA BMW M6 GT3が他を圧倒する速さで独走優勝を飾った。今季2勝目を挙げた高木真一とショーン・ウォーキンショーが優勝会見に登場し、長丁場のレースを振り返るとともにシーズン終盤3戦に向けた意気込みを語った。
■ARTA BMW M6 GT3
高木真一
「富士スピードウェイは、僕たちが1番得意としているレースです。前戦タイで(上位に入って)ウエイトハンデを積んでいたら、今日のようなレースはできなかったと思います」
スーパーGT第5戦:ARTA BMWが圧倒で富士3連勝。高木真一が通算最多20勝の新記録
「そう考えると、タイのノーポイントがあったからこそ、チームも一丸になれたのかもしれません。ここで最低でも表彰台に乗らないと、チャンピオン争いから外れると思っていました。富士を得意とするM6というクルマをブレさせないよう、ブリヂストンさんと一緒にクルマを仕上げてくれました」
「SUGOはマシンとの相性があまりよくないので、完走をねらって得意なオートポリスとツインリンクもてぎに照準を合わせていきたいです。ショーン(ウォーキンショー)も2年目ですから、サーキットの特性をつかんでいるはずですからね。僕ももうおじさんなので(笑)、ショーンにいっぱい走ってもらって、いい結果を出したいです」
ショーン・ウォーキンショー
「すばらしいレースだったよ。タイでは運が悪く、流れを取り戻したいと思っていたからね。高木選手がいいリードを築いてくれたから、僕のスティントではできるだけギャップを大きくするよう一生懸命頑張ったよ」
「タイヤとしてはハードタイヤを選んだのだけど、安定していた。最後のスティントはミディアムタイヤを選んだ。クルマとタイヤの相性、路面とも相性が良かったしタイムをまったく落とすことなく最後までタイヤの状態をキープできたんだ。ここで(チャンピオンシップを)リードすることができてとてもうれしく思っているよ」
「SUGOはあまりマシンが得意とするサーキットじゃないけれど、そのなかでもベストを尽くしてポイントを獲りたい。もちろん表彰台を目指しながら、ベストを尽くすよ。オートポリス、もてぎは得意なサーキットだから、いい結果が出せると思っている。もてぎでは以前もいい結果を出しているしね。チャンピオンシップに向けて頑張りたい」
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